福岡県内には、誰も住まず活用予定もない空き家が約13万戸あります。この記事では、無料譲渡が成立しにくい理由と放置した場合の税負担、手放す5つの方法、そして福岡県内の買取業者20社までを整理します。
なお、「空き家 もらってください」という手放し方全体の流れと注意点は、こちらのガイドでまとめて解説しています。
この記事の要点
- 福岡県で放置されやすい空き家は約13万戸。無償譲渡は成立し得るものの、立地と状態で難易度が大きく分かれます
- そのうち福岡市は約1.3万戸にとどまり、残る約9割は市外に分布しています
- 勧告を受けると住宅用地の特例(課税標準1/6・1/3)が外れます。管理不全空家への指導は全国で3,211件、勧告は378件と運用が始まっています
- 手放す手段は空き家バンク・個人間マッチング・隣地への打診・国庫帰属・買取の5つ。確実性と速度は手段ごとに違います
- 引き取り手が見つからない場合、県の空き家活用サポートセンターと市町村の除却補助制度が次の一手になります
\ 査定料無料・最短6時間で価格回答・しつこい営業なし /
「福岡の空き家・古民家を手放したいけれど買い手がつかない」――そんな方へ。買取くんは他社で断られた訳あり物件も査定します。
福岡で「空き家差し上げます」を考える人が増えている現状

福岡県で誰も住まず活用予定もない「その他の住宅」は約13万戸あり、この層が無償譲渡の相手を探す母集団になります。同じ条件の物件が大量に出ているため、立地と建物の状態で引き取り手のつきやすさが分かれます。
福岡県の空き家は約34万戸・放置されやすい空き家は約13万戸
福岡県の空き家は約34万戸です(福岡県「福岡県内の空き家対策のご案内」・令和5年住宅・土地統計調査/2026年7月時点)。内訳は、賃貸用・売却用の住宅や別荘などの二次的な住宅が約21万戸、誰も住まず活用予定もない「その他の住宅」が約13万戸です。
この2つの区分の違いが、手放しやすさの分かれ目になります。二次的な住宅は不動産市場の中で動いていますが、その他の住宅は市場に出ていません。「差し上げます」で相手を探す物件のほとんどは、後者の13万戸に含まれます。
13万戸という規模は、同条件の物件が大量に並んでいる状態を意味します。受け取る側の選択肢が多いため、立地や状態で見劣りする物件は後回しになりやすくなります。
放置空き家13万戸のうち福岡市は約1.3万戸——県内のどこにあるかで難易度が変わる
同じ調査をもとに福岡市が公表している数字を並べると、県内の分布が見えます。福岡市内の空き家は総数約7.9万戸、うち二次的な住宅などが約6.6万戸、その他の住宅は約1.3万戸です(福岡市「空き家の流通促進」・令和5年住宅・土地統計調査/2026年7月時点)。
| 区分 | 福岡県 | 福岡市 | 福岡市が県に占める割合 |
| 空き家 総数 | 約34万戸 | 約7.9万戸 | 約23% |
| 賃貸・売却用、二次的な住宅 | 約21万戸 | 約6.6万戸 | 約31% |
| その他の住宅(放置されやすい空き家) | 約13万戸 | 約1.3万戸 | 約10% |
データ出典: 福岡県・福岡市(いずれも令和5年住宅・土地統計調査/割合は両公表値から算出)
福岡市は県の空き家総数の約23%を占める一方、その他の住宅では約10%にとどまります。つまり県内で放置されやすい空き家のおよそ9割は福岡市の外にあります。市内の空き家は約84%が賃貸・売却用や二次的な住宅で、県全体の約62%より流通比率が高い点も特徴です。
ここから読み取れるのは、「福岡は都市圏だから買い手がつく」という想定が、実際に手放しにくい層の大半には当てはまらないということです。自分の物件が福岡市内にあるか市外にあるかは、無償譲渡の成算を測る最初の物差しになります。
なぜ福岡では無料でも貰い手がつきにくいのか
価格が0円でも、受け取る側の負担が0円になるわけではありません。譲り受けた人には次の費用と手間が発生します。
- 所有権移転登記の費用(登録免許税・司法書士報酬)
- 不動産取得税
- 取得後の固定資産税・都市計画税
- 建物の修繕費
- 草刈りや見回りなどの管理の手間
タダで手に入っても、その後に費用と手間がかかり続ける構造のため、立地や状態が良くない物件ほど引き取り手が現れにくくなります。福岡県内でも、市街化調整区域にある土地、再建築不可の土地、傾きや雨漏りのある古い家屋は、無償譲渡のマッチングでも成立しにくい類型です。
もう一点、無償譲渡には「相手が見つかってからも手続きが残る」という性質があります。譲渡契約の締結、所有権移転登記、引き渡し後の不具合対応など、金銭が動かない取引でも手順は通常の売買と変わりません。複数の手段を並べて比較したほうが早く決着しやすいのは、このためです。
福岡の空き家を早く手放すべき3つの理由

空き家を持ち続ける負担は、毎年の維持費と、行政手続きが進んだ場合の税負担の2種類に分かれます。2023年12月の空家法改正で、深刻な「特定空家」の手前の段階にも措置が及ぶようになりました。
この章の要点
- 人が住んでいなくても固定資産税・都市計画税・保険料・管理費は毎年発生する
- 勧告を受けると住宅用地の特例(課税標準1/6・1/3)が外れる
- 管理不全空家への指導は全国3,211件・勧告378件と運用段階にある
維持費・固定資産税を払い続けることになる
人が住んでいなくても、不動産を所有している限り固定資産税・都市計画税は毎年かかり続けます。加えて、次のような支出が使っていない家から出ていきます。
- 火災保険料
- 庭木の剪定・草刈りの費用
- 定期的な見回りや清掃にかかる費用
- 遠方に住んでいる場合の交通費、または管理会社への委託費用
金額は物件の評価額・面積・立地で変わるため一律には言えませんが、いずれも手放すまで毎年発生し続ける支出です。空き家を早く手放したほうがよいと言われるのは、この流出を止めるためです。
「管理不全空家」指定で固定資産税の負担が大きく増える
住宅が建っている土地には、固定資産税の課税標準を引き下げる住宅用地の特例が適用されています。具体的には、200㎡以下の部分(小規模住宅用地)は課税標準の6分の1、200㎡を超える部分(一般住宅用地)は3分の1に減額されます(政府広報オンライン「空き家対策が強化されました」)。
2023年12月13日に施行された改正空家法では、新たに「管理不全空家」の区分が設けられました。放置すれば特定空家になるおそれのある空き家を市区町村が認定し、管理指針に沿った管理を行うよう所有者へ指導できる仕組みです。窓ガラスが割れたまま、屋根や外壁が傷んでいる、敷地に雑草が生い茂っている――こうした状態が続くと、特定空家に至る前の段階で指導の対象になり得ます。
重要なのはその先です。指導しても状態が改善しない場合、市区町村は勧告を行うことができ、勧告を受けた管理不全空家の敷地は、特定空家と同様に住宅用地の特例を受けられなくなります。課税標準を1/6・1/3に下げていた軽減が外れ、土地の固定資産税の算定基礎が上がることになります。特定空家について市区町村の命令に従わない場合は、50万円以下の過料の対象になることもあります。
「放置していれば税金は変わらない」という前提は、改正法の施行以降は成り立ちません。住み続ける予定がないのであれば、勧告に至る前の期間を使って手段を比較しておくことが、税負担の増加を避ける実質的な条件になります。
改正空家法は「制度ができただけ」ではない——全国の措置実績と福岡市の命令事例
制度の存在と、実際に運用されているかどうかは別の話です。国土交通省が2025年12月に公表した施行状況調査によると、2025年3月31日までの措置の状況は次のとおりです(国土交通省「令和5年改正空家法に基づく取組が広がる」/2026年7月時点)。
| 対象 | 措置 | 件数 | 実施した市区町村数 |
| 管理不全空家等(2023年12月新設) | 指導 | 3,211件 | 185市区町村 |
| 管理不全空家等 | 勧告 | 378件 | 40市区町村 |
| 特定空家等 | 助言・指導 | 42,768件 | — |
| 特定空家等 | 勧告 | 4,153件 | — |
| 特定空家等 | 代執行(略式代執行を含む) | 878件 | — |
データ出典: 国土交通省 報道発表(2025年12月25日公表・2025年3月31日時点調査)。管理不全空家等は2023年12月13日以降、特定空家等は2015年の法施行以降の累計。
この数字からは2つのことが読み取れます。ひとつは、指導3,211件に対して勧告は378件、比率にして約12%という点です。指導の段階で状態を改善すれば、住宅用地の特例解除までは至らない例が多いことを示しています。もうひとつは、指導を行った市区町村が185に対し勧告まで行った市区町村は40と、運用の進み方に自治体差がある点です。
福岡市は運用が進んでいる自治体のひとつです。市は特定空家等・管理不全空家等の定義と、指導から勧告・命令・代執行までの流れを公表しており、2026年7月28日には空家法第22条第3項に基づく命令を実施しています(福岡市「福岡市の放置空家対策について」)。
行政手続きが進むリスクは、福岡において机上の話ではありません。ただし指導が入ってすぐに税負担が増えるわけでもないため、現実的な判断は、行政手続きが進む前に動ける状態をつくっておくことになります。遠方に住んでいる、相続人が複数いるといった事情がある場合ほど、改善に動くまでの時間がかかります。
近隣トラブル・倒壊・相続登記義務化のリスク
放置された空き家は、税金以外のリスクも抱えます。屋根材や外壁の落下、塀の倒壊、雑草や害虫の発生、不法投棄といった問題は近隣との関係を悪化させ、通行人や隣家に被害が出た場合は所有者として責任を問われる可能性があります。
権利関係の面では、2024年4月1日から相続登記が義務化されました。相続で不動産を取得したことを知った日から3年以内に登記をしないと、正当な理由がなければ10万円以下の過料の対象になります(法務局「相続登記が義務化されました」)。名義をあいまいにしたまま放置すると相続人が次の世代へ増えていき、いざ手放そうとしたときに権利関係の整理から始めることになります。相続登記の義務化と相続土地国庫帰属制度の詳しい内容は、相続登記の義務化と国庫帰属制度を扱った記事で解説しています。
福岡で空き家を手放す5つの方法

空き家を手放す手段は、県公式の空き家バンク・個人間マッチング・隣地所有者への打診・相続土地国庫帰属制度・専門買取業者の5つに整理できます。物件の立地・状態・急ぎ度で向き不向きが変わるため、それぞれの限界まで含めて確認しておくのが判断の近道です。
この章の要点
- 空き家バンクは情報を掲載する仕組みで、成約を保証するものではない
- 国庫帰属は建物付きの土地が対象外で、更地化が前提になる
- 解体費が壁になっている場合は、市町村の除却補助の有無を先に確認する
空き家バンク(空き家DE暮らす)に登録する
福岡県は宅地建物取引業協会などと協定を結び、県内全域の空き家情報を横断検索できる仕組みを整えています(福岡県「福岡県内の空き家対策のご案内」)。県版の空き家バンクは1系統ではなく、次の2つがあります。
- 空き家DE暮らす ”住むを愉しむ” 福岡県空き家バンク: 公益社団法人福岡県宅地建物取引業協会が運営(2018年8月1日運用開始)
- ラビーネット福岡県空き家バンク: 公益社団法人全日本不動産協会福岡県本部が運営(2018年11月14日運用開始)
いずれも、市町村ごとに分かれていた物件情報を集約し、移住希望者や地域活用を考える人が地域を横断して探せるようにした仕組みです。登録は低コストで始められ、田舎暮らしや古民家を求める層と出会える可能性があります。
一方で、これらはあくまで情報を掲載する場であり、県が物件を買い取る制度ではありません。掲載しても成約が保証されるわけではなく、立地や状態に難がある物件では時間がかかります。急いで手放したい場合には、この手段だけでは足りない場面が出てきます。
個人間マッチングサイトを利用する
譲りたい人と欲しい人を直接つなぐ民間のマッチングサイトを使う方法もあります。0円から数万円といった低価格で募集でき、仲介に乗りにくい物件でも関心を持つ相手と出会える可能性があります。
注意点は、当事者同士の取引になることです。契約書の作成、登記、引き渡し後の対応をすべて自分で進める必要があり、専門家を挟まない取引は後々の責任が自分に残りやすくなります。「空き家差し上げます」という表現が使われる掲示板や個人間マッチングの仕組みそのものについては、空き家差し上げます 千葉の記事で詳しく扱っています。
隣地所有者・近隣に声をかける
隣の土地の所有者にとっては、駐車場を広げたい、庭を広くしたいといったニーズに合う場合があります。土地を一体で使える利点があるため、第三者よりも引き取り手になる可能性が高い相手です。
ただし、価格や条件の交渉や境界の確認を当事者同士で進めるのは負担が大きく、話がまとまらない場合は近所付き合いにも影響します。確実性という点では限界がある手段です。
相続土地国庫帰属制度を利用する
相続した土地を一定の要件のもとで国に引き取ってもらえるのが、2023年に始まった相続土地国庫帰属制度です。法務省の統計では、2026年6月30日現在で申請総数5,698件、実際に国に帰属した土地は2,885件です(法務省「相続土地国庫帰属制度の統計」・速報値/2026年7月時点)。一定数が成立している制度です。
ただし対象は土地であり、建物が建っている土地はそのままでは対象外です。利用するには先に解体して更地にする必要があり、解体費用の負担が発生します。申請時には負担金の納付も必要で、要件を満たさず却下・不承認となる例もあります。制度の要件や手続きの詳細は、相続登記の義務化と国庫帰属制度を扱った記事をご覧ください。
専門の不動産買取業者に依頼する
手間が少なく決着が早いのが、専門の不動産買取業者に直接買い取ってもらう方法です。仲介と違って買い手を探す工程がなく、業者が直接購入するため、立地や状態に難がある物件でも手続きを進められます。空き家・古民家・再建築不可・共有持分といった訳あり物件は一般の不動産会社では取り扱いを断られる場合があるため、まず1社に相談して値段がつくかを確かめると判断材料になります。
解体費が壁になっているなら、まず市町村の除却補助を確認する
「解体費が出せないので動けない」という状態は、制度の有無を確認していないだけの場合があります。福岡県は、国土交通省の空き家再生等推進事業に基づいて県内自治体が実施している制度を、公式ページで実名とともに公表しています(福岡県「福岡県内の空き家対策のご案内」)。
老朽危険家屋等の除却(解体・撤去)に関する補助を実施している自治体は30以上あります。北九州市・大牟田市・久留米市・直方市・飯塚市・田川市・柳川市・八女市・筑後市・大川市・行橋市・豊前市・中間市・大野城市・うきは市・宮若市・嘉麻市・朝倉市・みやま市・糸島市といった市に加え、芦屋町・水巻町・遠賀町・筑前町・大刀洗町・大木町・広川町・香春町・糸田町・吉富町・上毛町・築上町などの町も並びます。リフォームや活用に関する補助も、北九州市・久留米市・田川市・中間市・うきは市・香春町で実施されています。
福岡県内の60市町村のうち、半数を超える自治体が何らかの制度を用意していることになります。制度名は自治体ごとに異なり、補助額・要件・受付期間も自治体と年度によって変わります。県の一覧で自分の市町村に制度があるかを確認し、詳細は当該自治体の窓口へ問い合わせるのが早道です。解体を前提とする手段を検討する前に済ませておくと、総額の見通しが変わります。
引き取り手が見つからないときの公的相談窓口
譲渡先が見つからない段階でも、次に取れる行動は残っています。福岡県は「福岡県空き家活用サポートセンター」(愛称: イエカツ)を2020年10月20日に設置しており、専門知識を持つ相談員が相談対応から活用・処分の具体的な提案、専門事業者とのマッチングまでをワンストップで行っています(福岡県「福岡県内の空き家対策のご案内」)。
| 項目 | 内容 |
| 所在地 | 福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡3階(一般財団法人福岡県建築住宅センター内) |
| 相談時間 | 月曜〜金曜(祝日・年末年始を除く)9時〜17時 |
| 電話番号 | 092-726-6210 |
データ出典: 福岡県「福岡県内の空き家対策のご案内」(2026年7月時点)
県はあわせて、空き家対策に積極的な宅建事業者やリフォーム事業者を「福岡県空き家活用応援事業者」として登録し、名簿を公表しています。県内各地では空き家や住まいの終活に関する無料相談会・セミナーも定期的に開かれています。
民間業者に相談する前に中立の立場で状況を整理できる窓口は、どの手段が自分の物件に向くか分からない段階で比較の起点になります。なお、地域が変われば利用できる窓口や制度も変わります。京都府の事情は京都で空き家を差し上げたいときの手順をまとめた記事をご覧ください。
福岡で無料譲渡より「買取」がおすすめな3つの理由
無償譲渡と買取の違いは、価格ではなく手元に残る額と、引き渡し後に残る責任にあります。無償譲渡は価格が0円というだけで、負担が0になるわけではありません。ここでは、譲渡ではなく買取を選んだ場合に何が変わるのかを、金銭・責任・手間の3点で整理します。
0円譲渡どころか現金化できる可能性がある
無償譲渡では相手を探す手間をかけたうえに、手元には金銭が残りません。登記費用などで持ち出しになる場合もあります。一方、買取であれば土地の資産価値が残っている物件や、リノベーション・再販に活用できる物件には値段がつく余地があります。
当社の買取くんの公式サイトには、実際の買取事例と売主の声を掲載しています。買取価格がどう決まるのか、福岡でどの程度の水準になるのかは、福岡の買取相場と値段のつき方を扱った記事で解説しています。
契約不適合責任が免責される
個人間の譲渡や仲介売却では、引き渡し後に雨漏りやシロアリなどの不具合が見つかると、売主が契約不適合責任を問われる場合があります。長年放置した家ほど、把握しきれていない不具合を抱えている可能性が高くなります。これに対し買取業者による買取では、契約不適合責任を免責とする契約が用いられます。当社も同様に免責としています。手放した後に責任が残るかどうかが、無償譲渡と買取の実質的な違いになります。免責の条件や売却後のトラブル回避については、売却後の契約不適合責任の免責を扱った記事をご覧ください。
清掃・残置物処理・解体が不要(現状買取)
仲介で売る場合や国庫帰属制度を使う場合、家財の撤去や清掃、場合によっては解体まで自分で手配する必要があります。訳あり物件に対応する買取業者であれば、生活用品が残ったままの状態でも、清掃や解体をせずそのまま買い取る現状買取に対応している場合があります。片付けを済ませてからでないと動けないという前提がなくなります。
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空き家バンクや無料譲渡では難しいケースも、買取くんの300人超の投資家ネットワークなら現金化できる可能性があります。
福岡の空き家買取業者20選

福岡県内で空き家・訳あり物件に対応する買取・売却業者を20社紹介します。横並びで見るときに使いやすい評価軸のひとつが、価格回答や引き渡しまでの期間を公式サイトで公表しているかどうかです。この軸で整理すると、問い合わせ前に条件を比べられる会社とそうでない会社が分かれます。
この章の要点
- 期間を数値で公表しているのは20社中4社(買取くん・駅前不動産買取バンク・福岡不動産買取センター・福岡マンション売却ドットコム)
- 査定費用の表記のみで期間の記載がないのが6社、公表がないのが10社
| # | 業者名 | 特徴 | 対応エリア | 価格回答・引き渡しまでの期間(公式公表) |
| 1 | 買取くん | 訳あり物件専門・投資家ネットワークで高額買取 | 全国 | 最短6時間で価格回答 |
| 2 | 三好不動産 | 創業70余年の老舗・相続/空き家相談に対応 | 福岡県内 | 公表なし(査定無料の表記のみ) |
| 3 | 駅前不動産買取バンク | グループの買取専門・最短1週間程度で現金化 | 福岡・佐賀・熊本 | 最短1週間程度で現金化 |
| 4 | 西鉄の仲介 | 西鉄グループ・相続/空き家対策に対応 | 福岡県全域 | 公表なし |
| 5 | グラングッド不動産 | 福岡市・筑紫地区中心・買取査定対応 | 福岡市・筑紫地区 | 公表なし(査定無料の表記のみ) |
| 6 | アネストホーム | 空き家/老朽物件特化・空き家再生に注力 | 北九州・福津・宗像 | 公表なし(現地査定無料の表記のみ) |
| 7 | ハウジング・フィッター | 売却・相続に強み | 福岡市・近郊 | 公表なし |
| 8 | ラグハウス | 買取・再販事業を中心に展開 | 福岡市中心 | 公表なし |
| 9 | えびす不動産 | 空き家売却の迅速対応・高価買取 | 福岡市中心 | 公表なし(迅速対応の表記のみ) |
| 10 | アールスタイル | 2009年設立・買取に強み | 福岡市中心 | 公表なし(査定無料の表記のみ) |
| 11 | 寅ヤス不動産 | 空き家専門・北九州エリア | 北九州市中心 | 公表なし |
| 12 | 駅前不動産 | 福岡・久留米・佐賀の地域密着 | 福岡・久留米・佐賀 | 公表なし |
| 13 | 福岡不動産買取センター | 現金買取専門・最短10日現金化 | 福岡市中心 | 最短10日(土日祝を除く)で現金化 |
| 14 | Yes!不動産 | コンサル型・売買/買取 | 福岡市中心 | 公表なし |
| 15 | 東邦ハウジング | 管理/賃貸/売買を総合提供 | 福岡市・近郊 | 公表なし |
| 16 | アーバンクリエイト | 南区/城南区密着・空き家対策に対応 | 福岡市南区・城南区 | 公表なし |
| 17 | 九州エステート | 売買/管理・多言語対応 | 福岡県内 | 公表なし(査定無料の表記のみ) |
| 18 | 情報サービス福岡 | 北九州/福岡/宗像で売却支援 | 北九州・福岡・宗像 | 公表なし |
| 19 | 福岡R不動産 | リノベ/個性物件・空き家活用 | 福岡県内 | 公表なし |
| 20 | 福岡マンション売却ドットコム | マンション買取専門・最短1週間現金化 | 福岡市中心 | 最短1週間で現金化 |
データ出典: 各社公式サイトの掲載内容(2026年7月31日時点で各社公式サイトを確認)。集計方法は、各社の掲載内容を①期間を数値で公表(「最短◯時間」「最短◯日」等)②査定費用の表記のみで期間の記載なし③期間・費用とも公表なし、の3区分に分類したものです(対象20社)。各社の公表内容は変更される場合があるため、依頼前に最新の掲載内容をご確認ください。
注意したいのは、公表の有無は情報開示の姿勢を示すものであり、買取価格の高さや対応品質の優劣を意味しない点です。地域密着で長く営業している会社ほど、個別対応を前提に一律の日数を出していない場合もあります。実用的な使い方は、公表がある会社を比較の起点にしつつ、公表がない会社には「価格回答まで何日か」という同じ質問をぶつけて条件を揃えることです。
買取くん(株式会社リアテクス)

当社の買取くんは、空き家・古民家・別荘・再建築不可・共有持分・事故物件など、一般の不動産会社では取り扱いが難しい訳あり物件を専門に買い取っています。300人超の投資家ネットワークから買い手を探す体制をとっており、福岡の郊外や状態の良くない物件でも活用したい買い手とつながる場合があります。
- 訳あり物件専門: 他社で取り扱いを断られた老朽古民家・再建築不可も査定の対象としています
- 最短6時間で価格回答・最短3日で現金化: 急いで手放したい場合や現金が必要な場合に対応しています
- 仲介手数料0円・契約不適合責任免責: 買取のため仲介手数料が発生せず、売却後の責任も残りません
- 残置物・未清掃でも現状買取: 生活用品が残ったままの状態でも、そのまま買い取っています
当社の公式サイトには実際の買取事例と売主の声を掲載しています。土曜日の対応やSMSでのやり取りにも応じているため、遠方の所有者でも手続きを進められます。査定料は無料です。
三好不動産

- 特徴: 福岡で創業70余年(1949年創業・1951年法人設立)の老舗総合不動産会社。賃貸管理を主力に相続や空き家の売却相談にも対応し、西鉄不動産と共同で売却査定サービス「すまい査定福岡」を運営しています
- 対応エリア: 福岡市を中心とした福岡県内
駅前不動産買取バンク

- 特徴: 駅前不動産グループの買取専門会社。契約手続きが簡潔なため最短1週間程度での現金化も可能と公表し、福岡・佐賀・熊本の不動産買取に対応しています
- 対応エリア: 福岡・佐賀・熊本
西鉄の仲介(西鉄不動産)

- 特徴: 西鉄グループの不動産仲介サービス。地域でのブランド力と店舗網を背景に、相続や空き家対策での売却相談に対応しています
- 対応エリア: 福岡県全域
グラングッド不動産

- 特徴: 福岡市・春日・大野城・太宰府・筑紫野など筑紫地区を中心に不動産売買を手がけ、買取・売却査定に対応しています
- 対応エリア: 福岡市・筑紫地区
アネストホーム

- 特徴: 北九州市・宮若市・福津市を中心に、空き家や老朽物件に特化。他社で断られた難しい物件も扱い、「空き家再生プロジェクト」を推進しています
- 対応エリア: 北九州・福津・宗像・宮若
ハウジング・フィッター

- 特徴: 福岡市を拠点に、不動産売却と相続に強みを持つ会社。相続物件・空き家の売却サポートに対応しています
- 対応エリア: 福岡市・近郊
ラグハウス

- 特徴: 福岡市博多区を拠点に、不動産の買取・再販事業を中心に展開しています
- 対応エリア: 福岡市中心
えびす不動産

- 特徴: 福岡市博多区を拠点に、空き家売却の迅速対応・高価買取・無料査定を掲げ、空き家の管理にも対応しています
- 対応エリア: 福岡市中心
アールスタイル

- 特徴: 2009年設立、博多駅南に拠点を置く買取に強い会社。マンション・戸建・土地・収益物件の買取と、無料査定・相談に対応しています
- 対応エリア: 福岡市中心
寅ヤス不動産

- 特徴: 北九州市門司区を拠点とする空き家専門の不動産会社。「空き家のことでお困りな方へ」を掲げ、状況の整理から一緒に最適な方法を考える相談スタイルをとっています
- 対応エリア: 北九州市中心
駅前不動産

- 特徴: 福岡・久留米・佐賀で賃貸・売買・買取を手がける地域密着の不動産会社。グループの店舗網が広いのが特徴です
- 対応エリア: 福岡・久留米・佐賀
福岡不動産買取センター

- 特徴: 福岡市を中心とした現金買取専門店。即断・即決のスピード買取を掲げ、他社で断られた物件にも対応し、最短10日(土日祝を除く)での現金化をうたっています
- 対応エリア: 福岡市中心
Yes!不動産

- 特徴: 福岡市南区を拠点に、売買仲介と買取を行うコンサルティング型の不動産会社。売る・買う・貸す・借りるを総合的にカバーしています
- 対応エリア: 福岡市中心
東邦ハウジング

- 特徴: 福岡市内を中心に近郊まで対応し、管理・賃貸・売買を総合的に提供する不動産会社です
- 対応エリア: 福岡市・近郊
アーバンクリエイト

- 特徴: 福岡市南区・城南区を中心とする地域密着型。買取・仲介売却・賃貸管理に加え、空き家対策にも対応しています
- 対応エリア: 福岡市南区・城南区中心
九州エステート

- 特徴: 福岡市南区を拠点に、売買・仲介・賃貸・管理・新築・リフォームまで幅広く対応。中国語・韓国語にも対応しています
- 対応エリア: 福岡県内
情報サービス福岡

- 特徴: 北九州市・福岡市・宗像市で不動産の売却・購入をサポートする地域密着型の会社です
- 対応エリア: 北九州・福岡・宗像
福岡R不動産

- 特徴: 全国展開する「R不動産」の福岡版。リノベーションや個性的な物件に強く、空き家の活用・売買の相談に対応しています
- 対応エリア: 福岡県内
福岡マンション売却ドットコム(プレジャーリンク)

- 特徴: マンション買取に特化した専門店。マンション売買経験15年以上のスタッフが対応すると公表し、最短1週間での現金化をうたっています
- 対応エリア: 福岡市中心
福岡の空き家買取業者を選ぶときのポイント
譲渡先が見つからず買取を検討する場合、確認しておくと比較しやすいのは「訳あり物件の実績」「対応エリアと遠方対応」「費用負担」の3点です。評価軸ごとの詳しい見方や各社の比較は、福岡で空き家を買い取る業者の選び方を扱った記事にまとめています。
訳あり物件の買取実績の確認方法
空き家・古民家・再建築不可・共有持分といった物件は、扱える会社と扱えない会社が分かれます。公式サイトに「空き家」「訳あり物件」「現状買取」といった買取実績や事例が具体的に載っているかを確認しましょう。仲介がメインの会社では、状態の悪い物件が取り扱いの対象外になる場合があります。
対応エリア・対応力の確認方法
福岡県は福岡市・北九州市・筑紫地区・宗像などに広がり、会社ごとに得意エリアが異なります。自分の物件の市区町村が対応エリアに含まれているかを確認してください。地場の会社は地域相場に詳しく、全国対応の専門会社は買い手のネットワークが広いという違いがあります。遠方在住なら、SMSやオンラインでのやり取りに応じているかも判断材料になります。
費用負担(手数料・解体・残置物)の確認方法
買取価格だけでなく、仲介手数料の有無、残置物の処理費用、解体費用の負担まで含めた総額で比べましょう。現状のまま買い取ってもらえるか、契約不適合責任が免責されるかを事前に確認しておくと、最終的に手元に残る額を見誤りません。
選定基準まとめ
| 評価軸 | チェックすべきポイント | 当社の買取くんの対応 |
| 訳あり物件の実績 | 空き家・再建築不可・共有持分の買取実績があるか | 訳あり物件専門・他社で断られた物件も査定 |
| 対応エリア・対応力 | 物件の市区町村に対応・遠方対応があるか | 全国対応・SMS/遠方対応に対応 |
| 費用負担 | 手数料・解体・残置物の費用・責任免除 | 仲介手数料0円・現状買取・契約不適合責任免責 |
この3つの評価軸に照らすと、当社は訳あり物件専門・全国対応・仲介手数料0円という条件を満たします。どの軸を優先するかは物件と事情で変わるため、上の表を自分の基準に置き換えて各社を比べてみてください。
福岡の空き家を確実に手放すなら買取くん
空き家バンク・個人間マッチング・隣地への打診・国庫帰属制度には、それぞれ成立条件と限界があります。評価軸を「価格回答までの期間」「対応エリアと遠方対応」「費用負担」の3つに置くと、各社の位置づけを比較できます。
この軸で見た当社の位置は次のとおりです。期間については、県内20社のうち数値を公表している4社のひとつとして、最短6時間で価格を回答し、最短3日で現金化しています。対応範囲は空き家・古民家・別荘・再建築不可・共有持分・事故物件で、300人超の投資家ネットワークから買い手を探しています。費用面では仲介手数料が発生せず、契約不適合責任を免責とし、清掃や解体をしない現状買取に対応しています。権利関係が複雑な物件は、提携する弁護士・司法書士・土地家屋調査士と連携して進めています。
一方で、当社の本社は東京都品川区上大崎2-15-19にあり、福岡県内に拠点はありません。県内の案件は本社の買取専門チームが査定から決済まで対応する体制です。地域の相場感や現地対応の細かさを最優先する場合は、県内に拠点を持つ会社との比較が必要になります。実際の買取事例と売主の声は当社の公式サイトに掲載しています。
読者が最初に決めるべきなのは「速度」「地域密着」「費用負担」のどれを優先するかです。優先順位が決まれば、20社の一覧から候補を絞る作業はそれほど難しくありません。当社の事業内容や対応範囲の全体像は、株式会社リアテクスの全体像を整理したガイドをご覧ください。
福岡の空き家手放しでよくある質問
福岡で空き家を手放すときに判断の分かれ目になりやすい点を、質問形式で整理します。
Q. 福岡で本当に「空き家差し上げます」は実現できますか?
無償譲渡は不可能ではありませんが、立地や状態によっては引き取り手が見つかりません。放置されやすい空き家が福岡県内に約13万戸あり、無償の物件同士が同時に出ているため、状態に難がある物件ほど成立しにくくなります。買取を含めた複数の手段を並べて比較すると、判断の材料が揃います。
Q. 特定空家や管理不全空家に指定されると、固定資産税はどれくらい上がりますか?
住宅用地の特例が外れます。具体的には、200㎡以下の部分で課税標準を6分の1、200㎡を超える部分で3分の1に下げていた軽減が適用されなくなり、土地の固定資産税の算定基礎が上がります(政府広報オンライン)。実際の税額は評価額・面積・負担調整措置で変わるため、市区町村の課税担当窓口で確認するのが確実です。
Q. 空き家を放置すると、行政からはどんな順番で指導が来ますか?
管理不全空家では指導、改善しない場合は勧告という順で進み、特定空家ではさらに命令・代執行まで段階があります。全国では2025年3月末までに管理不全空家への指導が3,211件、勧告が378件講じられました(国土交通省の施行状況調査)。指導に対する勧告の比率は約12%です。
Q. 福岡で引き取り手が見つからないときは、どこに相談すればいいですか?
福岡県空き家活用サポートセンター(イエカツ)が、相談から活用・処分の提案、専門事業者とのマッチングまでをワンストップで受け付けています。所在地は福岡市中央区天神1-1-1 アクロス福岡3階、電話092-726-6210、相談時間は月曜〜金曜の9時〜17時です(福岡県の公表情報)。解体費が課題なら、市町村の除却補助の有無もあわせて確認してください。
Q. 古くて値段がつかなそうな空き家でも買取してもらえますか?
訳あり物件に対応する専門業者であれば、築古・再建築不可・残置物ありといった物件も査定・買取の対象になります。現状買取に対応していれば、片付けや解体をせずそのまま相談できます。まず無料査定で金額を確認すると、無償譲渡と比べる材料が揃います。
Q. 査定を依頼すると、必ず売らなければいけませんか?
いいえ。査定額に納得できなければ断ることができ、複数社に依頼して比較するのは一般的な進め方です。査定料の扱いは会社によって異なるため、依頼前に確認しておくと安心です。当社の買取くんの査定料は無料で、営業連絡を避けたい場合は、その方針を明示している会社を選ぶと相談しやすくなります。
まとめ
福岡県で放置されやすい空き家は約13万戸あり、うち福岡市は約1.3万戸と、県内の約9割は市外に分布しています。無償譲渡は成立し得ますが、受け取る側にも費用と手間が残るため、立地と状態で難易度が分かれます。放置を続ければ維持費がかかり、勧告を受けると住宅用地の特例が外れます。手放す手段は空き家バンク・個人間マッチング・隣地への打診・国庫帰属制度・買取の5つ。解体費が壁なら市町村の除却補助を、相手が見つからなければ県のサポートセンターを確認するのが次の一手です。相続や税務が絡む個別の判断は、宅地建物取引士・司法書士・税理士にご相談ください。手放し方の選択肢の全体像は、記事末の関連記事からご覧いただけます。
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関連記事
- 手放し方の選択肢をあらためて整理したい方は、「空き家 もらってください」の解説記事もご覧ください。

