不動産買取の相場は査定額の何割?根拠と調べ方を公開データで検証

「買取だと相場より安くなるとは聞きますが、仲介で売った場合と比べて実際どのくらい違うのでしょうか」。当社への売却相談でも、繰り返し寄せられる問いです。この記事では買取価格の水準を公開データで検証し、自分で相場を確かめる手順までをまとめました。

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不動産買取の価格は査定額の何割になるのか

買取価格は仲介で売れる想定価格のおおむね7〜8割が目安とされます。ただしこれは法令や統計で定められた数字ではありません。大手不動産会社が自社サービスの適用基準として公表している数値では、査定価格の90%以下が上限とされ、公開されている資金計画例では80〜86.7%の水準になっています。

査定額に対する買取価格の割合と上限帯を段階で示した図解

検索すると「7割」「7〜8割」という数字はいくらでも出てきます。それでも読者の疑念が消えないのは、どの記事もその数字がどこから来たのかを示していないからでしょう。売る側からすれば、業界内で都合よく流通している目安を見せられているだけかもしれない、と感じるのは自然なことです。

そこで、業者が自ら公表している数値を出発点にします。

大手が公表している「保証額は査定価格の90%以下」という基準

東急リバブルには「リバブル売却保証システム」という買換え支援サービスがあります。あらかじめ販売期間と保証額を決めておき、期間内に売れなかった場合は約束した金額で同社が買い取る仕組みです。この保証額の決め方が、リバブル売却保証システムの利用基準として公開されています。

項目 マンション 土地・戸建
保証額 当社査定価格90%以下かつ1億円以下(首都圏エリアのみ1億5,000万円以下) 同左
築年数 昭和57年(1982年)1月以降の築年 築30年以内(申請ベース)
販売期間 3ヶ月以上〜6ヶ月未満 同左
面積 専有面積30㎡以上 敷地面積40㎡以上

会社が買主になるときの金額は、査定価格の90%が上限として設計されている——これが、業者側の公開文書から読み取れる最初の事実です(2026年8月時点)。

ひとつ注意点があります。この90%という基準は買換え支援の「売却保証」に適用されるもので、同社が直接買主となる「リバブル不動産買取」の価格基準として公表されているわけではありません。同社は買取ページで、直接買取には売却保証の利益還元制度が適用されない旨を明記しています。性質の異なる2つのサービスを混同しないこと。これが、数字を正しく読む前提です。

公開されている資金計画例では80〜86.7%

同じページには、実際の資金計画例が2件掲載されています。数字を並べると、水準はより具体的になります。

事例 査定額 買主が会社になる場合の金額 査定額に対する割合
マンションから戸建への買換え(40代前半) 3,000万円 保証額 2,600万円 86.7%
戸建からマンションへの買換え(60代前半) 4,000万円 保証額 3,400万円 85.0%
上記と同条件での比較記述 4,000万円 買取契約 3,200万円 80.0%

3件目に注目してください。同じ査定額4,000万円の物件について、時間をかけて売る保証額なら3,400万円、すぐに買い取ってもらう買取契約なら3,200万円と、同一ページ内で両方の金額が示されています。差額は200万円、割合にして5ポイントです。

つまり、買取価格が下がる幅は「業者の気分」で決まるのではなく、販売にかけられる時間の長さと引き換えに設計されていることになります。急ぐほど手取りは減り、待てるほど手取りは増える。この関係が理解できると、提示された金額の妥当性を自分で判断する足場ができます。

「7〜8割」が公的な統一基準ではない理由

各社が示すレンジを並べると、幅の広さが見えてきます。

公表元 提示されている水準 下振れするケースの記述
三井のリハウス 仲介の約6割〜8割 状態によっては5割程度
スター・マイカ 仲介の7〜9割 状態によっては5割程度
不動産売却HOME4U 仲介の7〜8割 売り出しの難易度によって5割程度
リビン・テクノロジーズ 市場価格の7〜8割 公的な統一基準ではないと明記

下限は6割から、上限は9割まで。しかも4社とも「条件次第で5割程度」という但し書きを添えています(2026年8月時点)。ここから導ける結論は次のとおりです。

  • 「7〜8割」は業界で共有されている経験則であり、算定式でも法定基準でもない
  • 物件条件によっては5割台まで下がりうるため、レンジの中央値だけを期待して動くと想定が外れる
  • 上限側(85〜90%)に届くかどうかは、物件そのものと業者の収益構造で決まる

だからこそ、次に確認すべきは「差額の中身」です。

買取価格が仲介より低くなる仕組みと、その内訳

差額は業者の利益だけではありません。買取価格は、再販に必要な工事費・販売コスト・売れ残りリスク・利益を将来の売却見込額から差し引いて算出されます。一方で売主が負担する仲介手数料や内覧準備の費用は消えるため、手取りベースでは差が縮まります。

買取価格と仲介価格の差額に含まれる4つのコストの内訳図

「安く買い叩かれるのではないか」——買取の検討で最初に立ちはだかるのが、この警戒心です。実際、大手仲介が自社コラムで挙げる買取のトラブル項目でも「買取価格が低過ぎる」が筆頭に置かれています。差額の中身が見えないことが、この不安の出どころです。

差額に含まれる4つのコスト

買取業者が提示できる金額は、次の引き算で決まります。

  1. 再販時の想定売却価格(リフォーム後にいくらで売れるか)
  2. リフォーム・修繕費(水回り設備の交換、内装、外構など)
  3. 再販にかかる販売コスト(広告費、販売期間中の保有コスト、登記・税負担)
  4. 売れ残りリスクの引当(想定期間で売れなかった場合の値下げ余地)
  5. 業者の利益

このうち2と3は、本来なら売主が仲介で売る際に自分で負担するか、あるいは価格に反映されて値引き交渉の対象になる部分です。カチタスは中古住宅を売るページで、自社リフォームを前提としているため築年数が古い家や家財道具が片付いていない家もそのままの状態で売却できると説明しています。片付けと修繕の手間を業者が引き受けている分が、価格差の実体の一部ということです。

4のリスク引当は、物件条件で大きく変動します。再建築不可や共有持分のように買い手が限られる物件では、再販に時間がかかる前提で引当が厚くなる。これが「条件次第で5割程度」の正体です。

仲介手数料と諸費用は逆に減る

価格だけを見比べると買取は不利ですが、売主の出ていくお金は買取のほうが少なくなります。

費目 仲介で売る場合 買取で売る場合
仲介手数料 売却価格×3%+6万円(税別)が上限 不要(業者が直接の買主のため)
内覧準備・ハウスクリーニング 必要になることが多い 現況のままで可とする業者もある
残置物・家財の処分 原則として売主負担 業者が引き受ける場合がある
売却後の契約不適合責任 売主が負う 免責とする業者がある

たとえば3,000万円で売れた場合の仲介手数料は約96万円(税別)です。スター・マイカはマンション専門買取ページで、直接買取のため売却金額×3%+6万円分の諸費用が節約できると説明しています。さらに同社はリフォームを前提として契約不適合責任を免責としており、引渡し後に設備や建物の不具合が見つかっても売主が損害賠償や代金減額の請求を受けることはありません。

価格差だけを見て買取を退けると、手数料・修繕費・引渡し後のリスクを含めた実質的な手取りを見落とすことになります。

収益モデルが違えば価格の出方も変わる

もうひとつ、あまり語られていない論点があります。買取業者の収益源は再販益だけではない、という点です。

一般的な買取再販業者は、仕入れた物件をリフォームして個人に売り、その差益を収益とします。この場合は、仕入価格を抑えるほど利益が増える構造です。

一方、当社の買取くんは購入意欲の高い不動産投資家を常時300名以上抱え、投資家への紹介手数料を収益源としています。買い手が先に決まっている状態で仕入れるため、再販までの保有期間と売れ残りリスクを小さく見積もれる。前項の引き算でいえば、4のリスク引当が薄くなる分を価格に回せる構造です。相場価格での買取と仲介手数料0円を両立できる理由はここにあります。

種別・築年・エリアで相場がどれだけ動くか

「不動産の相場」という単一の数字は存在しません。国土交通省の不動産価格指数では、2010年を100としたとき令和7年12月時点でマンションが225.1、戸建住宅が121.9と、値上がり幅に約2倍の差があります。地域別でも1.6倍の開きがあり、全国平均を自分の物件に当てはめると判断を誤ります。

物件種別と地域ブロック別の不動産価格指数の差を比較した図

不動産会社に相場を出してもらったものの、その金額が妥当なのか判断できない。そう感じたときに頼れるのは、特定の会社の利害が入らない政府統計です。

マンションと戸建で値上がり幅は約2倍違う

国土交通省が公表する不動産価格指数(令和7年12月・令和7年第4四半期分)によれば、全国の数値は次のとおりです(2010年平均=100・季節調整値)。

区分 指数 前月比
住宅総合 148.0 +0.5%
マンション(区分所有) 225.1 +1.0%
戸建住宅 121.9 +1.2%
住宅地 119.8 ▲1.1%

マンションが15年間で2.25倍になった一方、戸建住宅は1.22倍にとどまっています。 同じ「不動産」でも、値動きの世界がまったく別だということです。

この差は買取の現場にも直結します。マンション買取に専門特化する業者が成立するのは、区分所有マンションが規格化されていて再販価格を予測しやすく、価格上昇の恩恵も受けやすいためです。逆に戸建、とりわけ地方の築古戸建は、業者ごとに評価が割れます。自分の物件種別を得意とする業者に当たっているかどうかで、提示額は変わります。

地域によって水準は1.5倍以上開く

同じ資料のブロック別データを見ると、地域差はさらに鮮明です。

ブロック 住宅総合の指数
北海道地方 178.6
関東地方 156.0
九州・沖縄地方 153.7
近畿地方 151.5
東北地方 140.4
北陸地方 129.5
中国地方 122.1
中部地方 114.5
四国地方 111.5

最高の北海道地方と最低の四国地方では1.6倍の開きがあります。土地の値動きも同様で、令和8年地価公示では全国の全用途平均が前年比2.8%上昇し5年連続のプラスとなった一方、上昇を牽引したのは東京圏(全用途5.7%・住宅地4.5%)でした。

  • 全国平均の上昇率をそのまま自分の物件に当てはめない
  • 上昇局面の地域と横ばいの地域では、業者が見込む再販スピードが違う
  • 再販スピードの見込みは、そのまま買取価格の引当に反映される

2026年8月時点で参照できる最新データはどこまでか

ここで、相場データを扱ううえで見落とせない事実があります。国土交通省は不動産価格指数のページで、令和8年7月29日付の告知として次のように公表しています。

令和8年7月31日に公開を予定しておりました「不動産価格指数(令和8年4月・第1四半期分)」につきましては、算出時のプログラムに不具合が発生しており、原因の確認作業を行っております。(中略)同様の理由から、令和8年4月以降に公開を予定しておりました「不動産価格指数(令和8年1月/2月/3月/令和7年第4四半期分)」についても公表を延期しております。

つまり2026年8月時点で参照できる最新の確報は令和8年3月31日公表の令和7年12月分であり、2026年に入ってからの月次の動きは公式には確認できない状態です。「2026年最新の相場」と銘打った記事を読むときは、その数字がいつ時点の何を根拠にしているかを確かめてください。なお同指数は速報値であり、初回公表後3ヶ月間は改訂が行われます。

買取相場を自分で調べる3つの手順

買取相場は、国が公開している成約価格情報から自分で概算できます。不動産情報ライブラリで似た条件の成約事例を集め、その平均から売り出し価格との違いを補正し、最後に買取水準へ換算する。この3手順で、業者の提示額を検証する自分なりの基準ができます。

不動産情報ライブラリで買取相場を概算する3手順の流れ図

査定は業者に任せるしかない、と考える必要はありません。国土交通省は年間約30万件の取引価格情報を集約しており、その一部は誰でも無料で検索できます。

手順1 不動産情報ライブラリで成約価格を確認する

不動産情報ライブラリは、不動産の取引価格、地価公示等の価格情報や防災情報、都市計画情報などを閲覧できる国土交通省のサイトです。2026年7月29日の更新で、取引時期が令和8年1月〜3月のデータまで追加されています。

使い方は次のとおりです。

  1. 「不動産価格(取引価格・成約価格)情報の検索・ダウンロード」から、対象の都道府県・市区町村を選ぶ
  2. 種別(宅地・中古マンション等)と取引時期を絞り込む
  3. 自分の物件と条件が近い事例(最寄駅からの距離、面積、築年、用途地域)を数件ピックアップする
  4. 抽出した事例の㎡単価または総額の平均を出す

似た条件を数件そろえて平均を取るのがポイントです。1件だけでは、その取引固有の事情(急ぎの売却、親族間取引など)に引きずられます。

手順2 売り出し価格と成約価格を区別する

ここで多くの人がつまずきます。ポータルサイトに掲載されている金額は「売り出し価格」であり、実際に成立した価格ではありません。売り出し価格には値下げ交渉の余地が織り込まれているため、そのまま自分の物件の相場と考えると、見積もりは実勢より高くなりがちです。

データの種類 何の金額か 主な入手先
売り出し価格 売主が希望している募集価格 不動産ポータルサイト
成約価格 実際に取引が成立した価格 不動産情報ライブラリ
公示地価・基準地価 国・都道府県が評価した土地の標準的価格 地価公示・都道府県地価調査の検索

売り出し価格を基準に相場を考えると、実際より高く見積もることになります。 土地の目安を知りたい場合は、公示地価の㎡単価に自分の土地面積を掛ける方法が使えます。ただし公示地価は標準地の評価額であり、個別の形状や接道条件は反映されていない点に注意してください。

手順3 査定額から買取水準へ換算する

集めた成約事例の平均が、おおよその「仲介で売れる想定価格」にあたります。ここから買取水準へ換算しましょう。

  • 仲介想定価格 × 0.7〜0.8 → 一般的に言われる買取価格の目安レンジ
  • 仲介想定価格 × 0.8〜0.9 → 立地・築年・権利関係に問題が少なく、再販しやすい物件で届きうる上限帯
  • 仲介想定価格 × 0.5〜0.7 → 再建築不可・共有持分・事故物件など、買い手が限られる物件で想定しておく帯

たとえば成約事例の平均が3,000万円だった場合、買取の目安は2,100万〜2,400万円、条件のよい物件なら2,400万〜2,700万円という見立てになります。この幅を持っておけば、提示額がレンジのどこに位置するのかを自分で判断できますレンジを大きく下回る提示があったときは、その理由を業者に確認してください。根拠を説明できる業者かどうかは、それ自体が判断材料です。

買取に向く物件・仲介に向く物件の分かれ目

買取は「安く売る方法」ではなく「確実に売る方法」です。仲介で買い手が現れる見込みが立つ物件は仲介が有利ですが、内覧が入らない物件や期限がある売却では、買取のほうが最終的な手取りが多くなる場合があります。

「中堅以上の会社だと買取の広告ばかり見かける」という声もありますが、両者は競合する選択肢ではなく、物件の条件で使い分けるものです。

買取を選んだほうが結果的に手取りが増えるケース

仲介で売れ残っている間も、固定資産税・管理費・修繕積立金・火災保険料は発生し続けます。空き家であれば庭木の管理や通気のための往復費用もかかります。半年売れ残れば、その間の維持費だけで数十万円規模になることもあるでしょう。

  • 相続した実家が遠方にあり、管理のために何度も足を運べない
  • 内覧に対応できる状態ではなく、家財がそのまま残っている
  • 買換えや納税の期限があり、いつ売れるか分からない状態を続けられない
  • 近隣に売却を知られたくない事情がある

こうした条件では、価格の数パーセントを引き換えに時間と手間を買う判断に合理性があります。東急リバブルもリバブル不動産買取ページで、通常の売却では販売活動に1〜3ヶ月、契約から現金化まで2〜4ヶ月を要すると説明したうえで、期日までに現金化が必要な人に直接購入という選択肢を示しています。

仲介で時間をかけたほうがよいケース

反対に、次の条件がそろう物件は仲介を優先すべきです。

  • 駅からの距離・築年・間取りが一般的な需要の中心にある
  • 内覧に対応できる状態を保てる
  • 売却時期に余裕があり、半年程度は待てる
  • 住宅ローンの残債が仲介想定価格を大きく下回っている

前掲の東急リバブルの資金計画例でも、査定額4,000万円の物件が保証額3,400万円・買取契約3,200万円と示されていました。時間を確保できるなら、その差額分は売主に残るということです。

買取業者が「買えない」と言う物件もある

買取なら何でも売れるわけではない点も、あらかじめ知っておいてください。カチタスは自社サイトで、高額物件や土地のみ、工場など非居住物件および同社の非営業エリアでは査定額自体を提示できない場合があると注記しています。スター・マイカは中古マンション専門で、戸建や土地は対象外です。東急リバブルの買取対象エリアは、同社が日常的に営業・販売活動できる範囲に限られます。

つまり「断られた」のは物件の価値がないからではなく、その業者の事業範囲に合わなかっただけという場合もあるわけです。1社の回答で諦めず、対象範囲の異なる業者にあたってみてください。

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おすすめ不動産買取業者5選

買取業者ごとに大きく違うのは、得意な物件種別と対応エリアです。相続したマンションを手放したいのか、地方の築古戸建なのか、権利関係に事情がある物件なのかによって、相談すべき相手は変わります。ここでは公式サイトで確認できた事実をもとに、タイプの異なる5社を整理しました。

ロゴ サービス名 特徴・強み 対応エリア 査定・現金化スピード 買取対象 費用負担 公式サイト
買取くんのロゴ 買取くん 投資家300名以上への紹介が収益源。残置物そのままで現況買取 全国 査定 最短6時間/買取成立 最短3日 空き家・共有持分・再建築不可・底地・借地権・事故物件 仲介手数料0円 公式HP
カチタスのロゴ カチタス 全国130以上の店舗・東証プライム上場。地方の築古戸建に強い 全国 査定 最短3日/現金決済 最短3週間 中古戸建・中古マンション 仲介手数料不要 公式HP
スター・マイカのロゴ スター・マイカ 中古マンション買取 累計約19,000件。約28万件の査定データベース 全国主要都市6拠点 査定から最短1週間で現金化 中古マンション専門 仲介手数料不要・契約不適合責任免責 公式HP
アルバリンクのロゴ アルバリンク 東証グロース上場。累計買取4,500件以上・27自治体と連携 全国 公式に時間の明示なし 空き家・事故物件・共有持分・再建築不可・借地・底地・土地 直接買取(無料査定) 公式HP
東急リバブルのロゴ 東急リバブル 大手仲介の直接買取。売却保証の保証額基準を公表 首都圏・関西圏・札幌・仙台・名古屋・福岡 買取査定申込みは60秒入力/現金化時期は要相談 土地・一戸建・マンション 仲介手数料不要 公式HP

データ出典: 各社公式サイトの公表内容(2026年8月時点。参照先は表内のサービス名・公式HP列のリンク)

1. 買取くん(株式会社リアテクス)

買取くんの公式サイト

不動産買取の相場感を確かめながら売却先を探すなら、まず検討したいのが買取くんです。

買取くんは、空き家や訳あり物件を専門に直接買い取るサービスです。共有持分・再建築不可・底地・借地権・古家付き土地・事故物件といった、一般の仲介では取り扱いを断られやすい物件を対象としています。他の買取再販業者との最大の違いは収益構造にあります。購入意欲の高い不動産投資家を常時300名以上抱え、投資家への紹介手数料を収益源としているため、再販益を確保するために仕入れ価格を抑える必要がありません。この仕組みがあるからこそ、相場価格での買取と仲介手数料0円が両立します。

おすすめポイント

  • 査定を待つ時間がない: 相続や納税の期限が迫っていて動けない → 無料査定は最短6時間以内に完了し、買取成立は最短3日
  • 家財が片付かず売却が止まっている: 遠方の実家を片付ける気力も時間もない → 残置物・生活用品を残したまま現況のまま買取に対応
  • 他社で断られた: 権利関係が複雑で仲介に取り合ってもらえない → 提携弁護士・司法書士・土地家屋調査士による訳あり物件サポート体制

買取価格の実額も公開しています。大阪府堺市の相続実家は生活用品が残ったままの状態で1,200万円、富山県富山市の8年空き家は450万円、東京都北区の築50年超・傾きのある物件は4,400万円で買い取りました。年間の問い合わせは500件以上。「まず自分の物件がいくらになるのか」を早く知りたい人、そして仲介では話が進まなかった人に向いています。

項目 内容
特徴・強み 投資家300名以上への紹介を収益源とし、相場価格での買取が可能
対応エリア 全国
査定・現金化スピード 無料査定 最短6時間以内/買取 最短3日
買取対象 空き家・共有持分・再建築不可・底地・借地権・古家付き土地・事故物件
費用負担 仲介手数料0円/残置物そのままで現況買取可
実績・対応事例 年間問い合わせ500件以上/買取実績 堺市1,200万円・富山市450万円・北区4,400万円
公式サイト 公式HP

2. カチタス

カチタスの公式サイト

カチタスは中古住宅の買取からリフォーム再販までを一貫して手がける東証プライム上場企業(証券コード8919)です。全国130以上の店舗網を持ち、地方都市の中古住宅を主戦場としています。1978年設立、従業員数は1,002名(2026年4月1日現在)、登録免許番号は国土交通大臣(7)第5475号。自社リフォームを前提としているため、築年数が古く他社が扱いを断った家や、家財道具が片付いていない家もそのままの状態で売却できます。

依頼から査定価格の提示まで最短3日、現金決済まで最短3週間。売却後に境界の問題やシロアリ・雨漏りといった売主責任が発生しても基本的に同社が引き受けます。販売のための広告を出さず、内覧は最少1回のみ。売却を近隣に知られたくない場合にも向く方式です。中古住宅買取再販事業の販売件数はグループ合計で2位以下に22倍程度の差があると同社は公表しています。ただし高額物件や土地のみ、工場など非居住物件、および同社の非営業エリアでは査定額自体を提示できない場合がある点は確認しておいてください。

項目 内容
特徴・強み 全国130以上の店舗・東証プライム上場。地方の築古戸建に強い
対応エリア 全国
査定・現金化スピード 査定提示 最短3日/現金決済 最短3週間
買取対象 中古戸建・中古マンション(土地のみ・非居住物件は対象外の場合あり)
費用負担 自社買取のため仲介手数料不要/家財の処分も相談可
実績・対応事例 従業員1,002名(2026年4月1日現在)/経済産業大臣賞・ポーター賞受賞
公式サイト 公式HP

3. スター・マイカ

スター・マイカの公式サイト

スター・マイカは中古マンションに特化した買取会社で、スター・マイカ・ホールディングス(東証プライム上場・証券コード2975)のグループ企業です。中古マンションの買い取り累計は約19,000件と公表しています。

特筆すべきは査定の精度です。約28万件の査定実績にもとづく独自データベースを活用しており、約9割の顧客が簡易査定より高い金額で契約していると同社は公表しています。買い取り物件のうち約88%が築20年超(2021年〜2025年の同社実績)で、築古で室内状況が悪くても対応可能。リフォームを前提とするため契約不適合責任は免責となり、引渡し後に不具合が見つかっても売主が請求を受けることはありません。複数の金融機関との連携により査定から最短1週間での現金化にも対応します。売却方法は賃貸中のまま売る「オーナーチェンジ」、住み続けながら売る「リースバック」、通常の「空室・居住中」の3つから選べます。対応は札幌市・仙台市・首都圏・大阪府・兵庫県・京都府・岡山市・広島市・福岡市・熊本市・沖縄県などの主要都市が中心です。

項目 内容
特徴・強み 中古マンション買取 累計約19,000件。約28万件の査定データベース
対応エリア 全国主要都市6拠点(札幌・仙台・首都圏・近畿・中国・九州)
査定・現金化スピード 査定から最短1週間で現金化
買取対象 中古マンション専門(戸建・土地は非対応)
費用負担 仲介手数料不要(売却金額×3%+6万円の節約)/契約不適合責任は免責
実績・対応事例 買い取り物件の約88%が築20年超(2021〜2025年実績)
公式サイト 公式HP

4. アルバリンク

アルバリンクの公式サイト

アルバリンクは空き家の買取再販と利活用を専門とする東証グロース市場上場企業です。空き家・事故物件・共有持分・再建築不可物件・借地および底地・土地の6分野をそれぞれ独立した事業として展開しており、権利関係に事情のある物件の相談先として選択肢に入ります。

年間の空き家相談件数は約20,000件(2025年12月時点)、累計買取件数は4,500件以上(同)。行政・自治体との連携は27自治体(2026年1月時点)に達し、複数の自治体から「空家等管理活用支援法人」の指定を受けています。テレビ東京「ガイアの夜明け」「ワールドビジネスサテライト」やNHK「おはよう日本」などでの紹介実績もあり、社会課題としての空き家対策に取り組む姿勢が対外的に評価されている企業です。全国に支店を展開しているため、地方の物件でも相談先が確保しやすい点は利点になります。一方で、査定にかかる時間の目安は公式サイト上で明示されていないため、期限がある売却では最初の問い合わせ時に確認しておくとよいでしょう。

項目 内容
特徴・強み 東証グロース上場。空き家・訳あり物件の6分野を専門事業化
対応エリア 全国(各地に支店を展開)
査定・現金化スピード 公式サイトに時間単位の明示なし
買取対象 空き家・事故物件・共有持分・再建築不可物件・借地・底地・土地
費用負担 直接買取・査定無料
実績・対応事例 累計買取4,500件以上/年間空き家相談 約20,000件(いずれも2025年12月時点)
公式サイト 公式HP

5. 東急リバブル

東急リバブルの公式サイト

東急リバブルは大手仲介会社でありながら、自社が買主となって直接購入する「リバブル不動産買取」を提供しています。年間の売買仲介取扱件数は33,922件(2025年度実績)。取引した顧客の94.9%が「また同社を利用したい」と回答しています(2025年4月1日〜2026年3月31日に首都圏・関西の売買仲介店舗で取引しアンケートに回答した顧客の割合)。

買取の対象は土地・一戸建・マンションで、クリーニングやリフォームは不要、建物・庭木・庭石の撤去も求められません。直接購入のため購入希望者による内見が発生せず、周囲に知られずに売却できます。本記事の前半で参照したとおり、同社は買換え支援サービス「リバブル売却保証」の利用基準として保証額を査定価格の90%以下と公表しており、買取価格の水準を検証できる数少ない情報開示元です。買取可能エリアは東京・神奈川・千葉・埼玉および札幌・仙台・名古屋・福岡・関西圏のうち同社が日常的に営業・販売活動できる範囲に限られるため、地方の物件では対象外となる場合があります。仲介と買取を同一社内で比較検討したい人に向いています。

項目 内容
特徴・強み 大手仲介の直接買取。売却保証の保証額基準(査定価格の90%以下)を公表
対応エリア 首都圏・関西圏・札幌・仙台・名古屋・福岡(同社営業エリア内)
査定・現金化スピード 買取査定申込みは60秒入力/現金化時期は希望日程に合わせて調整
買取対象 土地・一戸建・マンション
費用負担 仲介手数料不要/クリーニング・リフォーム不要
実績・対応事例 年間売買仲介取扱件数 33,922件(2025年度)/再利用意向 94.9%
公式サイト 公式HP

査定スピードの確認方法

「最短」という表記が何を指しているかを確認してください。査定額の提示までなのか、現金の受け取りまでなのかで意味が変わります。買取くんは無料査定が最短6時間以内、買取成立が最短3日と両方を数字で示しています。カチタスは査定提示が最短3日・現金決済が最短3週間、スター・マイカは査定から現金化まで最短1週間です。期限がある売却では、問い合わせ時に「決済日はいつに設定できるか」を直接確認するのが確実です。

買取実績の確認方法

件数だけでなく、実額とエリア・条件が公開されているかを見てください。累計件数が多くても、自分と似た条件の物件が含まれているとは限りません。買取くんは堺市1,200万円・富山市450万円・北区4,400万円と、エリア・築年・状態と金額をセットで公開しています。スター・マイカは築20年超が約88%という構成比、アルバリンクは累計4,500件以上という規模を公表しています。自分の物件種別での実績が見当たらない業者には、初回相談時に類似事例の有無を尋ねましょう。

費用負担の確認方法

買取では仲介手数料が不要になりますが、売主の負担がゼロになるわけではありません。確認すべきは次の4点です。

  1. 仲介手数料: 直接買取なら不要。ただし業者が仲介として関与する形式では発生する
  2. 残置物・家財の処分費: 業者負担か売主負担か
  3. 登記関連費用: 抵当権抹消(買取くんの場合は約3万円)、住所変更登記(同 約2万円)
  4. 収入印紙代: 売買契約書に貼付。売買価格に応じて1万〜4万円程度

これらを見積書の段階で書面化してもらえば、手取り額を正確に比較できます。

契約不適合責任の確認方法

引渡し後に雨漏りやシロアリなどの不具合が見つかった場合、売主が損害賠償や代金減額の請求を受ける可能性があります。これが契約不適合責任です。買取ではリフォームを前提とするため免責とする業者があり、スター・マイカは免責を明記、カチタスは売却後に発生した家のトラブルを基本的に引き受けると説明しています。免責の有無は契約書に明記されているかどうかが決め手です。口頭の説明だけで済ませず、契約前に条項を確認してください。

選定基準まとめ

評価軸 チェックすべきポイント 買取くんの実績
査定スピード 査定提示までと現金化までの両方が数字で示されているか 無料査定 最短6時間以内/買取 最短3日
買取実績 件数だけでなくエリア・条件・実額が公開されているか 堺市1,200万円・富山市450万円・北区4,400万円を公開
対応エリア 自分の物件が営業エリアに含まれるか 全国対応
費用負担 仲介手数料・残置物処理・登記費用の負担区分が明確か 仲介手数料0円/残置物そのまま現況買取/実費は金額を明示
契約不適合責任 売主の責任免除が契約書に明記されるか 提携弁護士・司法書士・土地家屋調査士が契約条件を確認

不動産買取の依頼先に買取くんという選択肢

当社の買取くんは、投資家300名以上への紹介を収益源とする仕組みによって、仕入れ価格を抑えなくても事業が成り立つ点が強みです。

買取くんが選ばれる理由:

  • 査定のスピードを数字で示している: 無料査定は最短6時間以内、買取成立は最短3日。相続税の申告期限や買換えの決済日が迫っていても、判断に必要な金額が早く手元に届きます
  • 他社が扱いを断る物件に対応できる: 共有持分・再建築不可・底地・借地権・事故物件を対象とし、提携弁護士・司法書士・土地家屋調査士が権利関係の整理を担当します
  • 現況のまま引き受ける: 残置物や生活用品が残ったままで買取に対応。堺市の事例では、家具の一部を回収しただけで残りはそのままの状態で1,200万円の買取が成立しました

相場を調べ、複数社の見積もりを並べても「この物件は難しい」と言われてきた——当社にはそうした相談も届きます。買取くんは全国対応で、少額の物件も対象です。まずは物件の状態をそのままお聞かせください。

よくある質問

Q. 買取価格が査定額より下がることはありますか?

現地調査や書類確認で当初申告になかった事情(越境、境界未確定、雨漏り、権利関係の不備など)が判明した場合、金額が調整されることがあります。逆に言えば、初回の相談時点で物件の状態を正確に伝えておくほど、提示額と最終金額の差は小さくなります。

Q. 相場より高く買い取ってもらう方法はありますか?

複数社から査定を取り、自分の物件種別を得意とする業者を選ぶことが基本です。マンションならマンション専門、地方の築古戸建なら地方に店舗網を持つ業者、権利関係に事情があるなら訳あり物件専門と、業者ごとに再販の見通しが違うため提示額も変わります。

Q. 残置物や家財が残ったままでも買い取ってもらえますか?

現況のまま買い取る業者であれば対応可能です。買取くんは生活用品を残したままの現況買取に対応しており、カチタスも家財道具が片付いていない状態での売却を受け付けています。処分費の負担が売主か業者かは業者ごとに異なるため、見積書で確認してください。

Q. 買取にかかる費用は何がありますか?

直接買取では仲介手数料はかかりません。売主の実費として発生するのは、売買契約書に貼る収入印紙代(買取くんの場合1万〜4万円)、住宅ローンが残っている場合の抵当権抹消費用(同 約3万円)、引越し等で住所が変わっている場合の住所変更登記費用(同 約2万円)などです。

Q. 住宅ローンが残っていても買取に出せますか?

売却代金でローンを完済でき、抵当権を抹消できる見込みがあれば売却可能です。決済日に売買代金でローンを一括返済し、同時に抵当権抹消登記を行うのが一般的な流れになります。残債が売却見込額を上回る場合は、金融機関との調整が必要になるため早めに相談してください。なお売却にともなう税金や登記の取り扱いは個別の事情で変わるため、具体的な判断は税理士・司法書士など有資格者にご相談ください。

まとめ

買取価格の水準は、公開されている業者の基準と資金計画例から、査定価格の80〜90%が上限帯であることが確認できました。差額の中身はリフォーム費・販売コスト・売れ残りリスク・利益に分解でき、業者の収益構造によって構成は変わります。国土交通省の不動産価格指数で見れば、マンションと戸建の値動きの差は2倍以上です。不動産情報ライブラリで成約価格を調べ、自分の物件の目安レンジを持ったうえで複数社の提示額を並べれば、「この金額で手放していいのか」という迷いは、人に説明できる判断へ変わります。片付けも売却先の心配もなくなった状態で、次の生活の準備に取りかかれるはずです。

\ 査定完了まで最短6時間 /

物件の状態をそのままお聞かせいただければ、買取くんが金額をお出しします。

受付時間 10:00〜19:00(水・日曜定休)

この記事の監修者

株式会社リアテクス 執行役員 鶴野博之

鶴野 博之(株式会社リアテクス 執行役員)

宅地建物取引士/賃貸経営管理士/FP2級

一棟投資物件専門の仲介会社で不動産業界に参入後、前職では「訳あり・瑕疵物件」に特化したコンサルティングプログラム責任者として600名以上の投資家の購入から売却までに携わる。自身も再建築不可物件を中心に訳あり物件へ投資し、転売売買から保有物件まで数々の実績を持つ。

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