「築40年って調べたら"価値ゼロ"って出てくるけど……」
「じゃあ、うちの実家はいくらになるの?」
結論から言うと、築40年の一戸建ては土地の値段がほぼそのまま売却価格になります。建物に値が付く例外の条件と、自分で相場を出す3つの手順、そして手取りが多く残る売り方まで見ていきます。状態別の売り方は訳あり物件をどう売るかのガイドにまとめています。
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築40年の一戸建ての売却相場は土地の値段でほぼ決まる

築40年の一戸建ては建物にほとんど値が付かず、土地の値段がそのまま売却価格の中心になります。しかもこれ、買取業者が値を下げるための言い分ではないんです。国が「一律に築後20〜25年で建物の市場価値をゼロとされる慣行がある」と課題として名指しした、市場の慣行でした。
建物の値が消えるのは「築20〜25年でゼロ」という取引慣行があるから
まず、国の文書を見てみましょう。
現在、我が国の中古戸建て住宅については、取引時に、個別の住宅の状態にかかわらず一律に築後20〜25年で建物の市場価値をゼロとされる慣行があり、中古住宅流通市場活性化の阻害要因となっています。
注目していただきたいのは「個別の住宅の状態にかかわらず一律に」という部分です。手入れを重ねてきた家も、雨漏りを放置した家も、20〜25年を過ぎればひとまとめにゼロとして扱われてきました。国はこれを流通市場の妨げだと位置づけ、評価を改善するための指針を出しています。
つまり、査定書で建物の欄が0円になっていても、それは担当者が皆様の家を値踏みして下げたわけではありません。築40年の家の価格を左右しているのは、建物ではなく土地の条件です。駅からの距離、土地の広さ、道路への接し方。見るべき場所がここまで絞られると、相場の調べ方も見えてきますよね。
木造住宅の法定耐用年数22年は減価償却の計算に使う年数
もうひとつ押さえておきたいのが、法定耐用年数です。木造で住宅用の建物は22年と決められています(e-Gov法令検索 減価償却資産の耐用年数等に関する省令 別表第一)。築40年なら、とうに超えている計算になります。
ただ、この22年は「住める年数」ではありません。法定耐用年数とは、建物の取得費を何年かけて経費として配分するかを決めるために国が定めた年数です(国税庁 No.2100 減価償却のあらまし)。22年を過ぎた瞬間に住めなくなる家など、現実にはありません。
とはいえ、市場では価格に反映されにくい。理由は買い手の顔ぶれにあります。国の調査によると、中古の戸建てを買った世帯が手に入れた家の平均築後年数は27.1年でした(国土交通省 令和7年度住宅市場動向調査 報告書)。中古住宅を探している人の主な射程は、築30年前後まで。そういうことです。
⇒ 築40年帯になると、買い手は「中古住宅を買う人」から「土地を買う人」へ入れ替わります。だから価格の中心が土地に移るのです。
築40年でも建物に値が付くのは、新耐震で躯体が保たれている家
では、建物の値はいつでもゼロなのでしょうか。ここが面白いところで、国の指針は逆の方向を向いています。先ほどの報道発表は、住宅を基礎・躯体と内外装・設備に分けたうえで、基礎・躯体は性能に応じて20年より長い耐用年数を設定する(長期優良住宅なら100年超も許容する)としています。さらに、基礎・躯体の機能が維持されている限り、リフォームは住宅の価値の回復・向上として評価に反映する、という考え方も示されているんです。
自分の家がその土俵に乗るかどうかは、建てられた時期でおおよその見当が付きます。
- 昭和56年(1981年)5月31日以前に建築: いわゆる旧耐震基準の建物です。国も「耐震性が不十分なものが多く存在します」としています(国土交通省 住宅・建築物の耐震化について)。この日付は税制上の線引きにも使われていて、相続した空き家の特例でも対象家屋の要件が「昭和56年5月31日以前に建築されたこと」と定められています(国税庁 No.3306)
- 昭和56年6月1日以降に建築: 新耐震基準です。築40年前後の家は、ちょうどこの境目にかかる年代になります
たとえば1982年に建った家で、外壁の張り替えや屋根の葺き替えをした工事の契約書・図面・写真が残っている場合を考えてみてください。その履歴は、基礎や躯体が手入れされてきたことを示す材料になります。同じ「築40年」でも売り出し価格に大きな差が出るのは、こうした中身が一軒ずつ違うからなんです。
⇒ 先にやることは、建築確認済証・登記事項証明書・リフォーム工事の契約書を探すこと。書類が出てくるかどうかで、交渉のときに話せる内容が変わります。
ちなみに築30年前後の家は、建物にまだ値が残るかどうかで判断そのものが変わるため、本記事では扱いません。ここから先は築40年帯に絞ってお話ししますね。
土地の値段から相場を出す3つの手順

近所の成約価格・土地の単価・固定資産税の課税明細の3つを見れば、査定を受ける前に自分でおおよその金額を出せます。どれも国が公開しているデータで、費用はかかりません。相場の記事を何本読んでも自分の家の金額が出てこなかった、という方こそ、ここから手を動かしてみてください。
手順1 近所で実際にいくらで売れたかを見る
最初に見るのは、希望価格でも査定額でもなく、実際に売買が成立した価格です。国土交通省の不動産情報ライブラリでは、取引価格の情報を地図から絞り込めます。
見るときのコツは3つあります。
- 同じ市区町村・同じ最寄り駅で絞る: 隣の市に入るだけで単価は変わります
- 土地面積が近い取引を選ぶ: 面積が倍違う事例は参考になりません
- 土地の面積で割って1平方メートルあたりの金額に直す: 建物付きの取引でも、単価に直せば自分の家と比べられます
似た条件の取引を3〜5件、金額と土地面積をメモしておきましょう。なお以前は「土地総合情報システム」が同じ役割を担っていましたが、機能は不動産情報ライブラリへ統合されています。古い記事の案内で迷ったら、こちらを見れば大丈夫です。
手順2 土地の1平方メートル単価を確認する
次に、その地域の土地がいくらの水準なのかを押さえます。同じ不動産情報ライブラリで、地価公示と都道府県地価調査を地図に表示できます。自宅にいちばん近い標準地を探して、1平方メートルあたりの単価を見てください。
仮に単価を12万円とすると、土地が120平方メートルの場合はこうなります。
12万円/平方メートル × 120平方メートル = 1,440万円
この12万円は、計算の形を見ていただくために置いた仮の数字です。皆様が使うときは、不動産情報ライブラリで自分の家に近い標準地を引いて、その単価に置き換えてください。そのうえで押さえたい前提が2つ。標準地は自分の土地と同じ地点ではないこと。そして角地・間口の広さ・前面道路の幅によって、同じ地域でも実際の値は上下すること。あくまで出発点の目安として扱う数字です。
手順3 固定資産税の課税明細から割り戻す
3つ目は、毎年4〜5月に届く固定資産税の納税通知書を使う方法です。同封されている課税明細には土地の評価額が載っていて、宅地の評価額は地価公示価格等の7割を目途に決められています(総務省 固定資産税等について)。逆に言えば、0.7で割り戻せば地価公示の水準に近い金額が出るということです。
ここで、どの欄の数字を使うかがとても大事になります。
使うのは「価格(評価額)」の欄です。「課税標準額」の欄は使いません。課税標準額は、住宅が建っている土地の固定資産税を軽くする仕組み(住宅用地特例)によって、評価額より小さい金額に圧縮されています。こちらを0.7で割ってしまうと本来の何分の一かの数字が出てきて、「やっぱりうちの土地に価値なんてないんだ」と誤解する原因になります。
たとえば「価格(評価額)」の欄が1,400万円だったとしましょう。
1,400万円 ÷ 0.7 = 2,000万円
この1,400万円は「価格(評価額)」欄の数字です。前提として、対象が宅地であること。そして評価の見直し(評価替え)は3年ごとに行われるため、直近の地価の動きとは少しずれる場合があること。この2点は頭に置いておいてください。
相続税の路線価を使う方法を紹介する記事もありますが、路線価は相続税・贈与税の計算のために定められた宅地1平方メートルあたりの価額です(国税庁 路線価図の説明)。実際の売買価格へ換算する公式な比率は確認できなかったため、本記事では割り戻しに使いません。
では、3つの数字が食い違ったら? そのときは、手順1の成約価格をいちばん重く見てください。実際にお金が動いた金額だからです。そして査定を受けたあと、その金額が3つの目安から大きく外れていたら、どの取引事例を根拠にしたのかを忘れずに聞きましょう。高い数字を出してくれた会社が良い会社とは限りません。根拠を説明できるかどうか。比べるべきなのは、そこです。
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売り方は売値ではなく手取りで比べる

売値ではなく、解体費・処分費・手数料を引いたあとに手元へ残る額で比べると、選ぶ売り方が変わります。築40年の家の場合、売り方は大きく3つ。古家が建ったまま土地として売る、解体して更地で売る、買取業者に直接売る。この3つを並べるときの基準を先に決めておきましょう。
比べる基準は次の3つで足ります。
- 手元に残る額: 売値から、自分が先に払う費用と手数料を引いたあとの金額
- 手放すまでの期間: 買い手が現れるのを待つ時間も含めた、引き渡しまでの長さ
- 自分で負担する作業と費用: 片付け・解体・立ち会い・書類集めなど、誰がやるか
この基準で見ると、よくある2つの方法にはそれぞれ届かない部分があります。仲介で古家付きのまま売り出す方法は、費用を先に出さずに済む代わりに、買い手がいつ現れるか読めません。内見のたびに現地対応も必要です。更地にして売る方法は買い手の幅が広がりますが、解体費を自分が先に負担しますし、住宅が建っている土地の固定資産税を軽くする仕組み(住宅用地特例)から外れるため、翌年の税額が上がります。
⇒ どちらも「売値は高くなるかもしれないが、その前に自分が払う」構造。だから手取りで比べる必要があるんです。
古家付き土地としてそのまま売る
家を残したまま、土地として売り出す方法です。解体費を先に払わずに始められるのが最大の利点。買い手が「自分で解体して建てたい」と考えている場合は、この形がそのままハマります。
一方で、買い手の側は解体費を見込んで金額を提示してきます。つまり解体費は、払うタイミングが後ろにずれるだけで、値引きという形で売主が負担する構図です。加えて、売れるまでの期間が読みにくい。空き家のまま持ち続ける間の管理や税金も続きます。
解体して更地で売る
更地にすると、住宅を建てたい個人にも、土地を仕入れる会社にも売りやすくなります。ただし順番が逆で、費用は自分が先に出す形です。
ここで注意したいのが税金です。建物を壊すと住宅用地特例の対象から外れ、翌年の固定資産税が上がります。空き家を持ち続けた場合の税負担については空き家の固定資産税で扱っていますので、詳しくはそちらをご覧ください。解体費そのものの内訳や補助金の話も家の解体料金にまとめています。
考えてみてください。解体費と家財の処分費を先に払って、売値が古家付きのときと同じだったら。手取りは払った分だけ減ります。更地にするなら、その費用を上回って売値が上がる見込みがあるかどうか。ここを先に確かめる必要があります。
買取業者に直接売る
買主が業者になる方法です。買い手を探す期間がないぶん、引き渡しまでが短くなります。
そしてもう一点。家に残ったままの家財や生活用品(残置物)があっても、片付けずにそのままの状態で買い取る「現況買取」に対応している会社があります。家電・家具・衣類が置かれたままの実家をどうするか——ここで判断が止まってしまう場面です。残置物の扱いそのものは残置物とは、片付けてから売るかどうかの損得は空き家売却の片付けで詳しく扱っています。
ただし、いいことばかりではありません。買取は業者が再販や運用を前提に買うため、仲介で売り出したときの価格より低くなる場合があります。立地が良く、一般の買い手が付く見込みが十分ある家なら、時間をかけて仲介で売るほうが手取りは大きくなることもあります。ここは正直にお伝えしておきます。
| 売り方 | 先に自分が負担する費用 | 手放すまでの期間 | 向いている人 |
| 古家付き土地として売る | ほぼなし(解体費は買い手側の値引きに反映されやすい) | 読みにくい(買い手が現れるまで待つ) | 急ぐ事情がなく、管理を続けられる人 |
| 解体して更地で売る | 解体費・残置物の処分費を先払い | 解体期間+買い手を待つ期間 | 更地にすることで売値が上がる見込みを確かめられた人 |
| 買取業者に直接売る | なし(現況買取なら片付けも不要) | 短い(買い手を探す期間がない) | 期限がある人・片付けの人手を確保できない人 |
築古戸建ての買取に対応する業者5選
築40年の戸建てを買い取る会社は、査定にかかる時間・対応できる物件の範囲・費用の負担先が公式サイトに書かれているかどうかで絞り込めます。ここから紹介する5社は、いずれも各社の公式サイトで確認できた内容だけを並べたものです。書かれていない項目は「公式に明記なし」とそのまま記載しています。
表の「契約不適合責任の免責」は、引き渡したあとに雨漏りなどの不具合が見つかったとき、売主が負う責任を免除してもらえるかどうかのことです。
| ロゴ | サービス名 | 特徴 | 対応エリア | 査定スピード | 費用負担 | 契約不適合責任の免責 | 公式サイト |
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買取くん(株式会社リアテクス) | 空き家・訳あり物件の直接買取。残置物ありの現況買取に対応 | 全国 | 無料査定 最短6時間/買取 最短3日 | 仲介手数料0円・査定無料 | 公式に明記なし(個別相談) | 公式HP |
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カチタス | 中古住宅の買取再販。自社リフォーム前提で築古・家財が残った家も買取 | 全国130店舗以上(非営業エリアあり) | 査定額提示 最短3日/現金決済 最短3週間 | 無料査定(手数料の公式記載なし) | 売却後の家のトラブルは基本的に同社が引き受けると明記 | 公式HP |
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AlbaLink | 訳あり物件専門。築古空き家165万円など買取事例を実額で公開 | 全国(本社+24支店) | フォーム入力 最短30秒/現金化 平均1週間〜1か月 | 査定無料・買取時の仲介手数料なし | 「契約不適合免責」と公式に明記 | 公式HP |
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ワケガイ(ネクスウィル) | 訳あり不動産特化。空き家・再建築不可・事故物件を公式メニューに明記 | 全国47都道府県 | 3営業日以内に査定額提示/最短翌営業日に買取完了 | 査定無料・仲介手数料不要・不成立でも費用なし | 公式に明記なし(個別相談) | 公式HP |
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ラクウル(ネクサスプロパティマネジメント) | 訳アリ物件買取専門。AI査定で概算価格を先に確認できる | 全国(東京・千葉・大阪) | AI査定 30秒(概算)/正式査定の日数は記載なし | AI査定・メール/LINE相談は無料 | 公式に明記なし(個別相談) | 公式HP |
1. 買取くん(株式会社リアテクス)

築40年の家を、家財が残ったままの状態で手放したいなら、まず検討したいのが買取くんです。
当社は空き家や訳あり物件を、仲介ではなく直接買い取っています。買主を探すのではなく当社自身が買主になるため、内見も広告も発生しません。無料査定は最短6時間で回答し、条件が合えば売却成立まで最短3日。仲介手数料は0円で、対応エリアは全国です。他社で取り扱いが難しいと言われた家や、少額の物件のご相談も受けています。
おすすめポイント
- 家財が残っていて片付けの人手がない: 生活用品を残したままの現況買取に対応しています。大阪府堺市の相続実家は、家具だけ引き取って残りはそのまま、1,200万円で買い取りました
- いつ売れるか分からない状態を続けられない: 査定回答が最短6時間、売却成立まで最短3日。相続の期限や転居の予定がある方でも、日程を組み立てられます
- 買い叩かれるのが怖い: 当社は購入意欲の高い不動産投資家を常時300名以上抱えています。買い手を先に持っているため、安く仕入れて長く在庫を抱える必要がありません
当社の買取実績には、富山県富山市の空き家期間8年・老朽化した物件が450万円、東京都北区の築50年超で傾きのある家が4,400万円という例があります。築50年を超えて傾いた家にも、土地の条件次第でこれだけの値が付きます。提携する弁護士・司法書士・土地家屋調査士のチームがあり、所有権移転の登記まで担当します。相続で名義が親のままになっている、共有名義で兄弟と話がまとまっていない——そうした手続きが絡む案件でも、窓口が1つで済みます。
| 項目 | 内容 |
| 特徴 | 空き家・訳あり物件(共有持分・再建築不可・底地・借地権・古家付き土地)の直接買取 |
| 対応エリア | 全国 |
| 査定スピード | 無料査定 最短6時間/買取(売却成立)最短3日 |
| 費用負担 | 仲介手数料0円・査定無料 |
| 契約不適合責任の免責 | 公式に明記なし(個別相談) |
| 実績・対応事例 | 大阪府堺市 相続実家1,200万円/富山県富山市 8年空き家450万円/東京都北区 築50年超4,400万円 |
| 公式サイト | 公式HP |
2. カチタス

中古住宅の買取再販を本業とする会社で、東京証券取引所プライム市場に上場しています(証券コード8919)。1978年設立、従業員1,002名、資本金37億7,887万1,000円という規模で、全国130以上の店舗を持ちます。買い取った家を自社でリフォームして再販する事業の形なので、築年数が古い家や、他社で取り扱いが難しいと言われた家も相談対象です。
公式サイトには、家財道具が片付いていない状態のままでも売却できること、査定価格の提示まで最短3日、現金決済まで最短3週間と記載があります。販売のための広告を行わないため内覧は最少1回のみ、遠方の実家でも手続きは自宅近くの店舗でできる、という点も同社の説明どおりです。売却後に発生した境界・シロアリ・雨漏りなどのトラブルは基本的に同社が引き受けると明記しており、引き渡し後の責任が気になる方には確認しやすい材料になります。ただし高額物件や土地のみ、非居住の物件、同社の非営業エリアでは、査定額そのものを提示できない場合があるとも公式に書かれています。
| 項目 | 内容 |
| 特徴 | 中古住宅の買取再販。自社リフォーム前提で築古・家財が残った家も買取 |
| 対応エリア | 全国130店舗以上(非営業エリアあり) |
| 査定スピード | 査定価格提示 最短3日/現金決済 最短3週間 |
| 費用負担 | 無料査定(手数料の公式記載なし) |
| 契約不適合責任の免責 | 売却後の家のトラブルは基本的に同社が引き受けると明記 |
| 実績・対応事例 | 設立1978年・従業員1,002名・東証プライム上場・全国130店舗以上 |
| 公式サイト | 公式HP |
3. AlbaLink

訳あり物件の買取を専門とする会社です。平成23年設立、東証グロース市場に上場し、本社(東京都江東区)のほか札幌から鹿児島まで24拠点の支店を構えています。老朽化した空き家、地方の物件、残置物あり、再建築不可、共有名義といった条件の物件を対象に掲げ、年間相談実績は26,000件超(2025年1月1日〜12月31日)と公表しています。
買取事例を実額で公開しているのが特徴で、静岡県島田市の築古空き家が165万円、千葉県四街道市の再建築不可物件が300万円、愛知県豊橋市の事故物件が550万円といった内容です。公式FAQには、荷物や家財はそのままの状態で買い取ること、現金化まで平均1週間〜1か月程度であること、買取なら仲介手数料はかからないことが記載されています。ファーストビューに「契約不適合免責」と掲げている点は、比較5社のなかでも明示的です。一方で、物件の状態や権利関係によっては費用を負担する買取条件(有償取引)になる場合があるとも注記されています。
| 項目 | 内容 |
| 特徴 | 訳あり物件専門の買取。築古空き家・再建築不可・事故物件の事例を実額公開 |
| 対応エリア | 全国(本社+24支店) |
| 査定スピード | フォーム入力 最短30秒/現金化まで平均1週間〜1か月 |
| 費用負担 | 査定無料・買取時の仲介手数料なし(有償取引になる場合あり) |
| 契約不適合責任の免責 | 「契約不適合免責」と公式に明記 |
| 実績・対応事例 | 年間相談実績26,000件超/築古空き家165万円・再建築不可300万円・事故物件550万円 |
| 公式サイト | 公式HP |
4. ワケガイ(株式会社ネクスウィル)

2019年設立、東京・港区に本社を置き、大阪・名古屋・福岡・水戸に支店を持つ会社が運営する訳あり不動産の買取サービスです。資本金11億円(利益剰余金含む)、従業員66名。全国47都道府県で買取可能と公式に掲げ、共有持分・共有名義、空き家、再建築不可、借地・底地、事故物件、リースバックと、対応する物件の種類が公式メニューに並んでいます。
日数の書き方が具体的なのもこの会社の特徴です。公式FAQには、3営業日以内に査定金額を提示し、金額に納得すれば最短で翌営業日に買取完了、と記載されています。査定は無料で、現地調査が必要な場合もエリアを問わず無料、価格や条件が折り合わずに買取へ至らなかった場合も費用は不要とのこと。岩手県紫波町と空き家の流通促進に関する連携協定を結ぶなど、自治体との取り組みも公表しています。なお山林・田・畑など宅地として使えない土地や、賃貸需要がまったくないエリアの不動産は買取が難しい場合があると、制約も自ら明記しています。
| 項目 | 内容 |
| 特徴 | 訳あり不動産の買取に特化。空き家・再建築不可・借地/底地・事故物件を公式メニューに明記 |
| 対応エリア | 全国47都道府県(本社+大阪・名古屋・福岡・水戸) |
| 査定スピード | 3営業日以内に査定額提示/最短翌営業日に買取完了 |
| 費用負担 | 査定無料(現地調査も無料)・仲介手数料不要・不成立でも費用なし |
| 契約不適合責任の免責 | 公式に明記なし(個別相談) |
| 実績・対応事例 | 設立2019年・資本金11億円・従業員66名/自治体との空き家流通促進の連携協定あり |
| 公式サイト | 公式HP |
5. ラクウル(株式会社ネクサスプロパティマネジメント)

全国の訳アリ不動産を対象にした買取サービスです。運営会社は宅地建物取引業免許 国土交通大臣(1)第10311号を持ち、東京本社(港区赤坂)のほか千葉支店・大阪支店を構えています。仕入れから販売、賃貸管理、新築戸建分譲、リフォーム・リノベーション、開発までを自社で一貫して手がける体制が公式サイトに記載されています。
入口の作りが特徴的で、30秒の無料AI査定を用意しています。1,657,555件の不動産取引履歴をもとに市場価格を推定する仕組み(同社表記)で、担当者と話す前に概算を確認したい方には使いやすい形です。また営業時間が7:00〜22:00と、比較した5社のなかでいちばん長く、電話・メール・LINEの3経路で相談を受け付けています。日中に電話をする時間が取りにくい方には現実的な選択肢でしょう。ただしAI査定はあくまで概算で、正式な査定にかかる日数は公式サイトに記載がありません。買取時の手数料についても明記がないため、問い合わせで確認する項目になります。
| 項目 | 内容 |
| 特徴 | 訳アリ物件の買取専門。AI査定で概算価格を先に確認できる。再販まで自社一貫 |
| 対応エリア | 全国(東京本社・千葉支店・大阪支店) |
| 査定スピード | AI査定 30秒(概算)/正式査定の日数は公式に記載なし |
| 費用負担 | AI査定・メール/LINE相談は無料(買取時の手数料は公式に記載なし) |
| 契約不適合責任の免責 | 公式に明記なし(個別相談) |
| 実績・対応事例 | 1,657,555件の取引履歴をもとにAI査定/営業時間7:00〜22:00・電話/メール/LINE対応 |
| 公式サイト | 公式HP |
査定スピードの確認方法
「最短◯時間」「◯営業日以内」と、時間や日数の単位で公式サイトに書いてあるかを見てください。書き方が具体的な会社ほど、社内の手順が決まっています。あわせて確認したいのが、その時間がどこまでを指すのかです。査定額の回答までなのか、現金が振り込まれるまでなのかで意味がまるで違います。「最短」は条件がそろった場合の数字で、約束ではない点も押さえておきましょう。
買取実績の確かめやすさの確認方法
見るべきは件数ではなく、エリアと実額が付いた事例です。「年間◯件」という数字だけでは、自分の家に近い条件が含まれているか分かりません。築古の戸建て、家財が残ったままの家——自分の状況に近い事例が金額つきで載っているか。この目で確かめられる情報があるかどうかが、査定額の根拠を聞くときの手がかりになります。
対応物件の範囲の確認方法
築40年超の戸建て、家財が残ったままの家、そして今建っている家を取り壊すと新しく建てられない土地(再建築不可)。自分の家に当てはまる条件が、公式の対応メニューに書かれているかを見てください。詳しくは再建築不可物件とはで解説しています。書かれていない種別を「たぶん対応してくれるだろう」と推測しないこと。問い合わせの段階で確認すれば済む話です。
費用負担の確認方法
仲介手数料、査定料、家財の処分費、測量や境界確定の費用。これらを誰が負担するのかが公式サイトに書いてあるかを見ます。本記事で比較した5社でも、買取時の仲介手数料について公式に明記しているのは3社。処分費や測量費の扱いまで書いている会社はありませんでした。書かれていない項目は、問い合わせで確認する項目としてメモしておきましょう。
契約不適合責任の免責の確認方法
契約不適合責任とは、引き渡した物が契約の内容に合っていなかったとき、売主が負う責任のことです(不動産売却の完全ガイドでも解説しています)。築40年の家では、引き渡し後に雨漏り・シロアリ・給排水の不具合が見つかる可能性があります。この責任を免責にできるかどうかが公式に書かれているかを確認してください。売ったあとで請求が来る心配を残さないための確認事項です。公式に書かれていない会社なら、問い合わせの段階で免責にできるかを聞けば分かります。
選定基準まとめ
| 評価基準 | チェックすべきポイント | 買取くんの実績 |
| 査定スピード | 時間・日数の単位で公式に書かれているか | 無料査定 最短6時間/売却成立 最短3日 |
| 買取実績の確かめやすさ | エリアと実額つきの事例が公開されているか | 実額3件を公開(1,200万円・450万円・4,400万円) |
| 対応物件の範囲 | 築古・残置物あり・再建築不可が公式メニューにあるか | 残置物ありの現況買取に対応・全国対応 |
| 費用負担 | 仲介手数料・査定料の負担者が書かれているか | 仲介手数料0円・査定無料 |
| 契約不適合責任の免責 | 免責の可否が公式に書かれているか | 公式に明記なし(個別相談) |
買取くんが築古戸建ての買取で選ばれる理由

当社の買取くんが選ばれる理由は、手取り・期間・自分が負担する作業という3つの基準に、公式に出している数字でお答えできることです。この3つで見たとき、仲介は期間が読めず、更地は費用を先に出す構造でした。買取はその2つの弱点を埋める代わりに、会社ごとの条件差が大きい方法です。だからこそ、公式に書いてある事実で選んでいただきたいと考えています。
買取くんが3つの基準に対応できる根拠
- 期間について: 無料査定は最短6時間で回答し、条件が合えば売却成立まで最短3日。対応エリアは全国です
- 作業について: 家財や生活用品を残したままの現況買取に対応します。大阪府堺市の相続実家は、家具だけ引き取って残りはそのままの状態で1,200万円。名義変更などの手続きは、提携する弁護士・司法書士・土地家屋調査士のチームが担当します
- 手取りについて: 仲介手数料は0円なので、提示した金額から手数料が引かれることはありません。しかも当社は購入意欲の高い不動産投資家を常時300名以上抱えていて、買い手を先に持った状態で仕入れます。在庫を長く抱える前提で価格を下げておく必要がないんです
逆に、駅から近くて一般の買い手が付く見込みが十分にあり、時間をかけられるのであれば、不動産会社に買い手を探してもらう方法(仲介)のほうが手取りは大きくなる可能性があります。
こんな状態の方には、当社の買取くんが合いやすいと思います。家に家財や生活用品が残ったままで、片付ける人手を確保できない。相続や転居の期限があって、いつ売れるか分からない状態を続けられない。仲介に出したけれど問い合わせがない、あるいは「この物件は取り扱いが難しい」と言われた。ひとつでも当てはまるなら、まずは物件の状態をそのままお聞かせください。書類が手元になくても、住所と土地の広さが分かれば査定を始められます。
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よくある質問
Q. 築40年の家は、そもそも売れますか?
建物に値が付かなくても、土地に需要があれば売れます。築40年帯は買い手が「中古住宅を買う人」から「土地を買う人」へ入れ替わる年代です。買い手の顔ぶれが変わるだけで、売れないわけではありません。まずは土地としていくらの水準なのかを確かめてみてください。
Q. 更地にしてから売った方が高く売れますか?
売値が上がる可能性はありますが、手取りが増えるとは限りません。解体費と家財の処分費を自分が先に負担しますし、建物がなくなると住宅用地特例から外れて翌年の固定資産税も上がります。解体費の内訳や補助金は、前述の家の解体料金の記事をご覧ください。
Q. 家財が残ったままでも売れますか?
売れます。家財や生活用品を残したまま、片付けずに買い取る現況買取に対応している会社があります。本記事で紹介した会社でも、買取くん・カチタス・AlbaLinkは家財が残ったままの買取に対応すると公式サイトに記載しています。片付けてから売るかどうかの損得は、前述の空き家売却の片付けの記事で扱っています。
Q. 相続した空き家を売ると、3,000万円の控除が使えますか?
一定の要件を満たす場合に、譲渡所得から控除を受けられる特例があります。ただし対象家屋の建築時期や売却の期限など要件が細かく、個別の判断が必要です。要件は国税庁 No.3306および3,000万円特別控除をご確認のうえ、税理士へご相談ください。
Q. 買取くんでは、築40年の一戸建ての買取や相場の査定は依頼できますか?
はい、可能です。当社は全国を対象に築古の戸建てを買い取っており、無料査定の回答は最短6時間、家財を残したままの現況買取にも対応しています。査定だけのご依頼でも構いません。売るかどうかを決める前の段階で、土地の条件から見た金額をお伝えします。
まとめ
築40年の一戸建ての売却相場は、土地の値段がほぼそのまま価格になります。近所の成約価格・土地の単価・課税明細の「価格(評価額)」欄、この3つで自分の目安は出せますが、角地かどうか、間口の広さ、境界の状況までは反映できません。最終的な金額は、現地を見た査定で決まります。まずは課税明細を手元に置いて目安を出し、そのうえで査定を依頼してみてください。
家財が残ったまま、期限も決まっているという場合は、実額の買取実績があり、登記まで提携士業のチームが担当する当社の買取くんもご検討ください。
\ 他社で断られた物件も買取可能 /
課税明細が手元になくても、住所と土地の広さから査定できます。
受付時間 10:00〜19:00(水・日曜定休)
この記事の監修者

鶴野 博之(株式会社リアテクス 執行役員)
宅地建物取引士/賃貸経営管理士/FP2級
一棟投資物件専門の仲介会社で不動産業界に参入後、前職では「訳あり・瑕疵物件」に特化したコンサルティングプログラム責任者として600名以上の投資家の購入から売却までに携わる。自身も再建築不可物件を中心に訳あり物件へ投資し、転売売買から保有物件まで数々の実績を持つ。




