「実家の土地は100坪あるらしいけど、家の解体にいくらかかるんだろう…」 「100坪もあると、解体費用は数百万円じゃ済まないのかな?」
100坪の家の解体を考えている方は、このような疑問をお持ちではないでしょうか。家の床面積の合計(延床面積)が100坪の木造(柱や梁が木の家)なら、解体費用は300万〜500万円が目安です。ただ、書類で見た「100坪」が土地の広さなら、見るべき金額が変わります。庭木や離れまで片付けて更地にするといくら加わるか、壊さずに手放す場合とどう比べるかまで見ていきましょう。
受付時間 10:00〜19:00(水・日曜定休)
100坪の家の解体費用はいくら?構造別の総額の目安

木造の中央値300万〜500万円が建物を壊す費用の目安で、庭木や塀の撤去は見積書の別の行で加わる(出典: 検索上位8ページの公開値を基に当社集計・試算)
延床面積(各階の床面積の合計)が100坪の木造の家なら、解体費用は300万〜500万円が目安です。この金額は建物を壊す費用で、庭木や塀の撤去は見積書に建物と別の行で加わります。鉄骨造は400万〜600万円、RC造(鉄筋コンクリート造)は600万〜850万円で、いずれも検索上位8ページの公開値を当社が並べた中央値です。
延床100坪の総額を木造・鉄骨造・RC造で比べた早見表
建物の骨組みの材料によって、壊す手間と出る廃材の量が変わります。木造は柱や梁が木の家です。鉄骨造は骨組みが鉄の家で、軽量鉄骨造(骨組みの鉄が薄いもの)と重量鉄骨造(鉄が厚いもの)があります。RC造は、鉄筋を入れたコンクリートで柱や壁をつくった家です。固い構造ほど、同じ100坪でも金額が上がります。
| 構造 | 延床100坪の目安(中央値) | 8ページの値の幅 |
|---|---|---|
| 木造 | 300万〜500万円 | 247万〜670万円 |
| 鉄骨造(軽量・重量) | 400万〜600万円 | 350万〜1,000万円 |
| RC造 | 600万〜850万円 | 400万〜1,400万円 |
【調査方法】
- 対象: Googleで「家 解体費用 100坪」と検索したときの上位8ページ(解体業者・不動産会社などのページ)
- 件数: 8ページ
- 期間: 2026年10月6日に検索・取得
- 集計方法: 延床100坪の総額の下限と上限を構造ごとに抜き出し、それぞれの中央値を算出(坪単価だけのページは坪単価×100坪で換算)
- 金額の前提: 建物本体のみ4ページ、処分費と養生費込み1ページ、記載なし3ページ(付帯工事を含む値はなし)
- 付帯工事と整地: うち3ページの公開見積もり例などから4つの値を抜き出し
- データ出典: マエダハウジング、あんしん解体業者認定協会、大東建設、優伸コーポレーション、マトイ、イエウール土地活用の各ページの公開値。残りの2ページはリンクを載せていません(同業の買取会社のページと、解体業者の団体関係者による投稿)
木造の幅の両端と、鉄骨造・RC造の上端は、廃材の処分費や養生費まで含めて示した1ページの値です。このページは木造を平屋と2階建てに分けているぶん、建物本体だけを示すページより上下に広くなっています。鉄骨造・RC造の下端は、1社が自社の単価で示した建物本体だけの値です。一方で、庭木や塀などの付帯工事まで含めた値は、8ページのどこにもありません。手元の見積書では、建物と別の行に付帯工事があるかを確かめてから、建物の行だけを中央値と比べてみてください。
80坪・150坪・200坪の家ならいくらになる?
前後の坪数は、同じ単価のまま延床面積に比例させると概算できます。木造なら80坪で240万〜400万円、200坪で600万〜1,000万円です。
| 延床 | 木造 | 鉄骨造 | RC造 |
|---|---|---|---|
| 80坪 | 240万〜400万円 | 320万〜480万円 | 480万〜680万円 |
| 100坪 | 300万〜500万円 | 400万〜600万円 | 600万〜850万円 |
| 150坪 | 450万〜750万円 | 600万〜900万円 | 900万〜1,275万円 |
| 200坪 | 600万〜1,000万円 | 800万〜1,200万円 | 1,200万〜1,700万円 |
データ出典: 上の早見表の中央値を延床面積に比例させた当社試算
広い家ほど1坪あたりの単価が変わるといった傾向を示す公的な資料は当社が調べた範囲で見当たらず、比例以外の補正はしていません。実際の見積もりでは、広さによって1坪あたりの単価が上下することもあります。建物の形や前面道路の広さでも見積もりは動くので、自分の家の行を最初の見当として使ってください。
100坪の家で総額が上振れしやすい条件
見積書の項目ごとの相場の幅と、壊さずに手放す場合との比べ方は、解体費用の内訳と解体しない選択肢で全体を見渡せます。100坪の家で金額が動きやすいのは、次の4つの条件です。
- 重機が入りにくい前面道路: 道が狭いと「重機解体」(ショベルカーなどの重機で壊す方法)ができません。その場合は「手壊し解体」(小型の機械と人の手で壊す方法)になり、人手と日数が増えます
- 古い建材の石綿(アスベスト): 解体の前には石綿が使われているかの調査が必要で、含まれていれば、粉じんを飛ばさないように取り除く作業が加わります
- 残った家財: 家具・家電などは、解体で出る産業廃棄物(事業で出るごみ)とは別の扱いです。国土交通省などがまとめた「建物の解体工事に必要な主な手続き」も、残置物は工事の前に所有者が処理するよう求めています
- 地中埋設物: 地中に埋まった古い基礎やコンクリート片などのことです。工事中に見つかると、掘り出して処分する費用が後から加わります
⇒ 見積書が目安より高いときは、道路の広さ・石綿・家財・地中の4つのどれが金額を押し上げているかを先に見ます。
「100坪」は家の広さ?土地の広さ?見積もりの前に確かめる数字

書類の100坪が建物の床面積なら延床100坪の目安を、土地の面積なら建物の延床で見直して撤去と整地を足す(出典: 総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査」を基に当社作成)
解体の見積もりで使う100坪は建物の延床面積で、固定資産税の書類に載る土地の面積とは別の数字です。100坪は約330.6㎡にあたり、敷地の面積を延床面積と取り違えると、見るべき解体費用の金額がずれてしまいます。
延床100坪は一戸建ての平均の約2.6倍
総務省の令和5年の調査では、一戸建て(店舗などを併設しない住宅)1戸あたりの延べ面積は126.32㎡です。数字のもとは総務省統計局「令和5年住宅・土地統計調査 住宅及び世帯に関する基本集計(確報集計)結果」です。坪に直すと約38坪なので、延床100坪(約330.6㎡)はその約2.6倍もの広さです。
平均よりずっと広いので、書類の「100坪」が建物の床面積かを先に確かめましょう。課税明細書や登記事項証明書では土地の面積と建物の床面積が別々に書かれていて、延床面積は建物の登記事項証明書に載っている各階の床面積を足すと分かります。2階建てなら、1階と2階の床面積の合計です。
敷地が100坪で建物が50坪前後なら総額の見方が変わる
敷地が100坪でも、建物の延床が50坪前後なら、建物を壊す費用は50坪前後の家の解体費用に載っている構造別の総額で見ます。解体費用は壊す建物の床面積で積み上がるので、そこへ敷地の広さで増える撤去と整地を足して総額を組み立てるんです。
| 書類で見た「100坪」 | どの面積か | 見る金額 |
|---|---|---|
| 建物の床面積の合計 | 延床面積(建物) | 延床100坪の目安をそのまま使う |
| 土地の面積 | 敷地面積(土地) | 建物の延床で見た目安+庭木・塀・離れの撤去と整地 |
100坪の敷地を更地にするには何が加わる?庭木・塀・離れ・蔵の撤去

延床100坪の木造なら更地まで330万〜620万円ほどで、浄化槽の廃止届と別棟の滅失登記は撤去と別に済ませる(出典: 検索上位8ページの公開見積もり例を基に当社試算、浄化槽法・不動産登記法)
100坪の敷地を更地にするには、建物の解体費に、庭木・ブロック塀・離れ・浄化槽などの撤去と整地の費用が加わります。こうした建物以外の撤去を付帯工事、撤去後の土地を平らにならす作業を整地と呼びます。神戸市が案内する解体費用シミュレーターの概算にも、石積み・車庫・フェンスなどの外構の撤去は含まれていません(神戸市「建物の解体費用・土地の売却額の試算」)。
たとえば、母屋のほかに離れと物置があり、庭木とブロック塀に囲まれた100坪の敷地なら、見積書には母屋の行のほかに、離れ・物置・庭木・塀の行が並びます。
庭木・庭石・ブロック塀・土間は建物とは別に撤去費がかかる
庭木や庭石、ブロック塀、駐車場の土間コンクリートは、建物の解体費には入っていません。検索上位の公開見積もりや料金表でも、こうした撤去は建物と別の行に、塀なら長さ、庭石なら量といった単位で載っているんです。
広い敷地ほど、この行が増えていきます。木の本数、塀の長さ、コンクリートの広さを見積もりの前に数えて伝えると、業者ごとの見積書を同じ条件で比べやすくなります。写真を送るのも手ですね。
離れ・蔵・物置は別棟でも延床に加わり、手続きも建物ごと
離れや蔵、物置は、母屋と別の建物でも、その床面積の分だけ解体費用が加わります。土壁や瓦屋根の蔵、昔ながらの造りの母屋は、一般的な木造より手で壊す作業が増えやすい造りです。その上乗せの目安と、古材(解体で出る柱や梁などの古い木材)を買い取ってもらう方法は古民家を解体するときの費用で金額と一緒に分かります。木造の離れなら、延床100坪の木造の目安を床面積に当てはめるのが手早い方法です。
手続きも建物ごとに必要です。登記されている建物を取り壊したら、滅失の日から1か月以内に滅失登記(建物がなくなったことを登記に記録する手続き)を申請する決まりです(不動産登記法第57条)。必要な書類と申請の流れは解体後の滅失登記で一通り分かります。離れや蔵が母屋と別に登記されていれば、棟ごとの申請です。
浄化槽・井戸・整地まで含めた更地までの総額の組み立て
検索上位8ページの公開見積もり例では、100坪前後の家で庭木や塀などの付帯工事に18万〜50万円ほどかかっています。多いケースでは100万円ほど上乗せされる、とするページもありました。整地は、約330㎡で10万〜20万円ほどの例です。
件数が少ないので、相場ではなく見当として使ってください。延床100坪の木造なら、建物の300万〜500万円に付帯工事と整地を足して、更地までで330万〜620万円ほどになる計算です(当社試算)。上限の620万円は付帯工事が100万円ほどかかる多いケースの値で、18万〜50万円ほどに収まれば570万円ほどまでです。離れや蔵があれば、その床面積の分がさらに加わります。
浄化槽は、撤去の工事とは別に、使用をやめた日から30日以内に都道府県知事へ廃止の届出をする決まりです(浄化槽法第11条の3)。届出の窓口は、都道府県か市区町村の担当課で確かめます。使っていない井戸がある敷地なら、埋め戻しが見積もりに入っているかも見ておきましょう。
| 撤去するもの | 見積書での扱い | 依頼の前に数えておくこと |
|---|---|---|
| 庭木・庭石 | 建物と別の行 | 木の本数と高さ、庭石の数 |
| ブロック塀・車庫・土間 | 建物と別の行 | 塀の長さ、コンクリートの広さ |
| 離れ・蔵・物置 | 床面積を延床に足す | 棟数と、各棟の床面積 |
| 浄化槽・井戸 | 建物と別の行 | 浄化槽と井戸の数 |
| 整地 | 敷地の面積で計算 | 敷地の面積 |
データ出典: 神戸市の概算に入らない項目と、検索上位8ページの公開見積もり例を基に当社作成
更地までの総額は「建物の延床×目安+別棟の床面積分+敷地の付帯工事+整地」の足し算で見積もり、浄化槽と登記された別棟は撤去とは別の届出まで済ませます。
100坪の家を解体せずに手放すなら、建物付きのまま買取に出せる?

建て替えや更地利用の予定がなければ、解体費を先払いしない建物付きの手放し方と比べてから決める(当社作成)
解体と庭木・離れの撤去で数百万円になる費用を先に払わずに手放したいなら、壊す前に建物付きのまま買取の査定を取ります。買取くんは、他社で断られた築古の家や地方の家も含め、解体する前の建物付きの空き家を全国で査定・買取しています。
壊すか、建物付きで手放すかを比べるときに見るのは、次の4つです。
- 先に出ていくお金: 100坪の家は、建物と敷地の撤去を合わせると、数百万円を工事の前後に払うことになります
- 壊した後の土地の税金: 更地にすると、住宅用地の特例(家が建っている土地の固定資産税を軽くする仕組み)が外れ、土地の税金が上がります
- 手放すまでの手間: 遠方の実家なら、見積もりの立ち会いや届出の段取りを、離れた場所から進めることになります
- 受け取る金額: 買取は、買い手を探す時間と解体費を業者が引き受けるぶん、仲介で売るより受け取る金額が低くなりやすい方法です
解体して更地で売ると、先払いと税金の両方を引き受けます。すぐに数百万円を用意できないときは、ローン・分割・売却代金からの精算といった払い方を解体費用が用意できないときの選択肢で一つずつ比べられます。建物付きのまま不動産会社に買い手を探してもらう仲介なら、解体費は先に要りません。ただ、古家付き土地(古い家が建ったままの土地)として、買い手が見つかるまでは手放せません。
状態が悪く他社では買い取れないと言われた築古の家や、地方の家も買取の対象です。公式サイト掲載の利用者の声にも、築60年で空き家の期間も分からなかった家が、他社で買取不可と言われたあとに売れたという声があります。傾きや老朽、石綿の疑いがある家も、現況買取(今の状態のまま買い取ること)の査定の対象です。
解体が必要な家は、解体にかかる費用を見込んで買取価格を決めます。だから、売主が先に解体しなくても、建物が建ったままの家を買い取れるんです。解体費を先に払わない代わりに、その分は価格に含まれるということです。また、当社は買い取った家を購入意欲のある不動産投資家へつなぎ、投資家から受け取る紹介手数料で運営しています。購入意欲のある投資家を常時抱えているので、買い手探しを待たずに話が進み、売主に仲介手数料をいただくこともありません。
延床でも敷地でも広く、解体と庭木・離れの撤去を合わせると数百万円になりそうで、その費用を先に払わずに手放したい人に向いています。建て替えて住む、更地にして使うと決まっているなら、解体業者の相見積もりから始めるほうが早いです(当社は解体工事を請け負っていません)。
受付時間 10:00〜19:00(水・日曜定休)
100坪の家の解体費用についてよくある質問
蔵や離れがある家は解体費用がどれだけ増える?
別棟の床面積を、母屋の延床面積に足して考えます。木造の離れが10坪なら、延床100坪の木造の目安(300万〜500万円)を床面積に比例させて、30万〜50万円ほどが加わる計算です(当社試算)。土壁や瓦屋根の蔵は一般的な木造より手間がかかるため、この計算より高くなることがあります。
100坪の家を解体するとき、工事の何日前に届出が要る?
工事に着手する7日前までに、建設リサイクル法(解体で出る木材やコンクリートの分別と再利用を定めた法律)の届出が要ります。延床100坪(約330㎡)の家の解体は床面積80㎡以上の工事にあたるので、届出の対象です。届け出るのは発注者で、提出先は都道府県知事です(環境省「建設リサイクル法の概要」)。工事そのものの日数は、契約の前に業者が出す工程表で、着工日と完了予定日を確かめます。
100坪の家を解体したら固定資産税はどうなる?
家を解体して更地にすると、敷地は住宅用地の特例の対象から外れ、土地の固定資産税が上がります。建物が建っているいまの100坪(約330.6㎡)の敷地は、税金が軽くなっています。200㎡までの部分は課税標準(税額を計算するもとになる額)が6分の1、超える約130.6㎡の部分は3分の1です。解体すると、この両方の軽減がなくなるんです(大阪市「住宅用地の課税標準の特例措置」)。何倍になるかの計算の順番は、広い土地を更地にした後の固定資産税が詳しいです。
買取くんでは100坪前後の家を解体せずに査定してもらえますか?
はい、査定できます。買取くんは解体する前の建物付きの空き家・訳あり物件を全国で査定・買取していて、家財が残ったままでもご相談いただけます。査定は無料です。フォームかお電話で、敷地の広さと離れ・蔵の有無、庭木の様子をお伝えください。
まとめ
延床100坪の木造の家なら解体費用は300万〜500万円が目安で、更地にするには庭木・塀・離れ・浄化槽などの撤去と整地が加わります。この金額は建物の延床面積で見た目安なので、書類の100坪が土地の広さなら、建物の床面積で見直してください。費用の内訳や、壊すか建物付きで手放すかを全体で比べたいときは、家の解体料金の全体像から順に確かめられます。
買取くんは宅地建物取引業の免許(東京都知事(1)第107888号)を持つ当社が運営し、家財が残ったままの空き家も今の状態で買い取っています。撤去まで含めて数百万円になる費用を先に払わずに手放したい人に合うサービスです。
受付時間 10:00〜19:00(水・日曜定休)

