「50坪の家を解体すると、費用はいくらかかるんだろう」 「50坪の家の見積もり、高いのか安いのか分からない…」
50坪の家の解体を考えている方は、このような疑問をお持ちではないでしょうか。延床(各階の床の広さを足したもの)50坪の木造2階建てなら、解体工事費は約184万〜212万円です。自治体が被災した家の公費解体に使う単価で計算した額で、廃材の運搬費と処分費は別です。運搬費は、処理施設まで往復20kmなら約60万円加わります。40坪・60坪の早見表や、壊す前に比べたいことまで見ていきましょう。
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50坪の家の解体費用はいくら?構造と階数で変わる目安

公的な単価で計算した解体工事費は業者の公開目安の中ほどで、往復20kmの運搬費を足すと上限の250万円前後になる(出典: 富山県・小松市の公費解体の単価を基に当社試算、公開目安はクラッソーネ・リショップナビ・SUUMO・日本エコジニア)
延床50坪の木造2階建ての解体工事費は、自治体が被災した家の取り壊しに使う単価で約184万〜212万円です。足場などの仮設工事と諸経費は入っています。ただし、廃材の運搬費と処分費は含まない額です(富山県「損壊家屋等の解体工事の標準単価(令和7年度)」・小松市「費用償還における基準額の計算方法(概算)」)。運搬費は処理施設まで往復20kmなら約60万円で、足すと約244万〜271万円、そこへ処分費や塀・庭木の撤去が加わります。
公費解体とは、災害で壊れた家の解体費を自治体が負担する仕組みのこと。この単価は令和6年能登半島地震の公費解体のために富山県と石川県小松市が定めたもので、だれでも同じ式で計算し直せるのが強みなんです。
| 構造・階数(延床50坪) | 解体工事費 | 往復20kmの運搬費を足した額 |
|---|---|---|
| 木造2階建て | 約184万〜212万円 | 約244万〜271万円 |
| 木造平屋 | 約217万〜245万円 | 約284万〜311万円 |
| 非木造2階建て(鉄骨とRCをまとめた区分) | 約247万〜261万円 | 約337万〜352万円 |
| 非木造平屋 | 約288万〜303万円 | 約388万〜404万円 |
※ 小松市(低いほう)〜富山県(高いほう)の単価で、当社が計算しました。処分費・消費税・付帯工事(塀や庭木などの撤去)・整地(地面を平らにならす作業)は含みません。
平屋が高く出るのは、延床がまるごと1階になり、基礎を壊す分が2階建ての倍になるからです。
解体業者や比較サイト4ページが公開している木造50坪の目安は、150万〜250万円です(クラッソーネ・リショップナビ・SUUMO・日本エコジニア)。公的な単価の計算はこの幅の中ほどで、運搬費を足すと上限の250万円前後になります。業者の見積もりと比べるときに押さえたいのは、処分費が入っているかと、被災した家向けの単価か平時の工事か、の2点です。
当社では、見積書の建物本体・基礎・足場などの仮設工事・諸経費の行を足して、表の解体工事費と並べることをおすすめしています。大きく外れていたら、どの行に何が入っているかを業者に聞くきっかけになるんです。
50坪は何㎡?単価に当てはめて計算する手順
延床50坪は約165.29㎡です。この広さを「建物の単価×延床面積+基礎の単価×1階の床面積」に当てはめると、解体工事費の目安が出せます。
【計算方法】
- 対象: 延床40坪・50坪・60坪の家(木造/非木造 × 2階建て/平屋)
- 面積: 1坪=400/121㎡(約3.31㎡)で換算
- 1階の床面積: 2階建ては1階と2階を同じ広さと置き、1階=延床の半分。平屋は延床と同じ
- 計算式: 建物の単価×延床面積+基礎の単価×1階の床面積。小松市と富山県の単価で別々に計算し、低い方〜高い方を幅にした
- 運搬費: 富山県の運搬費単価(4tダンプ・往復20km)を、建物は延床面積、基礎は1階の床面積に掛けた
- 含まないもの: 廃材の処分費・消費税・付帯工事・整地・アスベスト(石綿)の調査と除去・地中埋設物(地面の下に残っている古い基礎やがれきなど)
たとえば富山県の単価で木造2階建てなら、建物が10,800円×165.29㎡で約178.5万円、基礎が4,002円×82.64㎡で約33.1万円。合わせて約211.6万円です。
延床面積とは、家の各階の床面積を足した広さのこと。固定資産税の課税明細書や登記事項証明書の「床面積」に載っているので、その数字を式に入れれば自分の家の目安が出せますよ。
鉄骨造など木造以外の50坪はいくら?
鉄骨造・RC造(鉄筋コンクリート造)をまとめた非木造の単価で計算すると、50坪の2階建ては約247万〜261万円です。公的な単価は鉄骨造とRC造を1つの区分にまとめているため、RC造の家は構造ごとの坪単価(1坪あたりの解体費)で確かめます。
鉄骨造は柱や梁が鉄の家、RC造は鉄筋入りのコンクリートで柱や壁をつくった家です。非木造の建物部分の単価は木造の約1.2〜1.4倍で、平屋なら約288万〜303万円になります。
解体業者や比較サイト3ページの公開値では、50坪の鉄骨造が200万〜300万円、RC造が250万〜400万円です(クラッソーネ・リショップナビ・SUUMO)。RC造の上限は鉄骨造より100万円高く、同じ非木造でも構造で幅が変わります。
40坪・60坪の家ならいくら?前後の坪数で比べる早見表

45坪や55坪の家は、10坪ごとに増える額の半分を足し引きすると見当がつく(出典: 富山県・小松市の公費解体の単価を基に当社試算)
同じ単価で計算すると、木造2階建ての解体工事費は40坪で約147万〜169万円、60坪で約221万〜254万円です。往復20kmの運搬費を足すと、40坪は約195万〜217万円、60坪は約293万〜326万円です(富山県・小松市の公費解体の単価で当社が計算)。処分費は、これとは別にかかります。
| 延床・構造 | 解体工事費 | 往復20kmの運搬費を足した額 |
|---|---|---|
| 40坪・木造2階建て | 約147万〜169万円 | 約195万〜217万円 |
| 40坪・非木造2階建て | 約197万〜209万円 | 約270万〜282万円 |
| 50坪・木造2階建て | 約184万〜212万円 | 約244万〜271万円 |
| 50坪・非木造2階建て | 約247万〜261万円 | 約337万〜352万円 |
| 60坪・木造2階建て | 約221万〜254万円 | 約293万〜326万円 |
| 60坪・非木造2階建て | 約296万〜313万円 | 約405万〜423万円 |
※ 50坪の表と同じ計算方法。処分費・消費税は含みません。
延床が10坪増えるごとに、木造2階建ての解体工事費は約37万〜42万円ずつ増えます。45坪や55坪の家なら、この半分を足し引きすれば見当がつきますね。
家が35坪以下なら、30坪前後の家の解体費用の早見のほうが近い数字を拾えます。敷地が広く離れや蔵もある家は、100坪前後の家の解体費用で付帯撤去の量と合わせて見ておくと安心です。なお、1階が2階より広い家は、基礎の分だけこの表より高くなります。
50坪の家を更地にするには、解体費のほかに何がかかる?

運搬費は処理施設までの距離で大きく変わり、処分費・付帯工事・整地は見積書の別の行で確かめる(出典: 富山県「損壊家屋等の解体工事の標準単価(令和7年度)」運搬費一覧を基に当社試算)
50坪の家を更地にするには、建物の解体工事費に、運搬・処分・付帯工事・整地の4つの費用が加わります。付帯工事は塀・庭木・カーポート・物置など建物以外を撤去する工事、整地は解体後の地面を平らにならす作業です。公費解体の単価による計算に入っていないのは、この4つと消費税です。
解体で出る木くずやコンクリートのかけらは、産業廃棄物(工事などの事業で出るごみ)として処理施設へ運んで処分します。そのため同じ50坪でも、施設までの距離と廃材の量で総額が変わるんです。
廃材の運搬費は処理施設までの距離でどれだけ変わる?
延床50坪の木造の建物部分を4tダンプで運ぶと、運搬費は処理施設まで往復20kmで約53万円です。富山県の運搬費の単価で計算すると、往復4kmなら約16万円です。往復40kmだと、約100万円まで上がります(富山県「損壊家屋等の解体工事の標準単価(令和7年度)」別紙・運搬費一覧)。
| 処理施設までの往復距離 | 木造(建物部分) | 非木造(建物部分) |
|---|---|---|
| 4km | 約16万円 | 約24万円 |
| 20km | 約53万円 | 約81万円 |
| 40km | 約100万円 | 約153万円 |
※ 延床50坪(約165.29㎡)・4tダンプで当社が計算しました。基礎の分と消費税は含みません。
基礎の分は別に加わり、木造2階建て・往復20kmなら約6.8万円です。処理施設が遠い地域ほど運搬費だけで数十万円の差が出るので、見積書の運搬費が高く見えたら、廃材をどこまで運ぶのかを業者に聞いてみてくださいね。
付帯工事・処分費・整地は見積書のどこに書かれる?
付帯工事・処分費・整地は、建物の解体とは別の行に書かれます。見積書に「付帯工事」「産業廃棄物処分」「整地」の行があるか、まず探してみてください。
神戸市が案内する解体費用シミュレーターは、外構の撤去(石積み・車庫・フェンスなど)を含めていません。隣の家の壁の補修や、アスベストの除去も入っていません(神戸市「建物の解体費用・土地の売却額の試算」)。小松市の公費解体でも、庭木・庭石や工作物の撤去は対象外でした(小松市「令和6年能登半島地震による被災家屋の解体・撤去について」)。家ごとに違う部分は、自治体の概算にも公的な単価にも入らないということです。
だからこそ、2社の見積もりは合計額より先に、建物以外の行がそろっているかを見比べます。安く見える見積もりに何が抜けているかが、そこで見えてくるんですね。
解体を始めてから費用が増えるのはどんなとき?
工事の途中で、地中から古い基礎や浄化槽、がれきが出てきたときや、石綿(アスベスト)を含む建材が見つかったときは、見積額とは別に費用が加わります。
このように地面の下に残っている物が、地中埋設物です。どのくらい上振れしうるかは、地中埋設物やアスベストで上振れする費用の見方で、ほかの坪数・構造の目安と並べて確かめられます。地中埋設物は掘ってみるまで有無が分からないので、出てきたときの費用の扱いを、契約の前に業者と決めておきましょう。
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50坪の解体費を払う前に、何と比べればいい?

見積書の行をそろえて計算と並べたうえで、先に出ていくお金・手元に残る額・手放すまでの期間で2つの方法を比べる(当社作成)
解体費を払う前に、見積書を公的な単価の計算と並べ、建物付きで売る場合の価格とも比べます。50坪の家は解体と運搬だけで数百万円になり、壊したあとでは建物付きのまま手放す方法を選べなくなるからです。
見積書の金額が妥当かはどう確かめる?
見積書は、行の範囲をそろえてから計算と並べると、高いか安いかを判断できます。次の順で見てみてください。
- 建物本体・基礎の撤去・足場や養生などの仮設工事・諸経費の行を足し、50坪の表の「解体工事費」と並べる。運搬費まで1行にまとめた見積もりなら、「往復20kmの運搬費を足した額」と並べる
- 運搬費・処分費・付帯工事・整地の行がそろっているかを見る。無い行は、含まれているのか追加になるのかを業者に聞く
- お住まいの市区町村のサイトで、解体費の概算ツールを案内しているかを確かめる(神戸市や横浜市が案内している例があります)
工事の日数は、解体業者や比較サイト3ページが公開している目安では、木造の一戸建てで1週間〜1か月ほどです(ミツモア・クラッソーネ・解体Do!)。自分の家の日数は、契約前に業者が出す工程表で着工日と完了予定日を確かめます。届出や近隣へのあいさつまでの段取りは、解体前にすることの順番と期間に沿って進めれば、抜け漏れを防げますよ。
壊さずに建物付きで売ると、先に払うお金はどう変わる?
解体して更地で売るなら、売れる前に解体費と更地にするまでの費用を払います。建物付きのまま売る、または買い取ってもらうなら、その費用を先に払わずに手放せるんです。
壊したあとに変わるお金もあります。更地にすると家が建っている土地の固定資産税の軽減が外れ、いつから・どれだけ上がるかは更地にした後の固定資産税で計算できます。払った解体費は、土地を売るときに条件しだいで譲渡費用(売るためにかかった費用で、売った金額から差し引けるもの)になります。その条件は土地を売るときの解体費用の扱いが詳しいです。税の扱いは個別の事情で変わるので、迷ったら税理士や税務署に確かめてください。
たとえば、築年数が古く傾きのある50坪の家で、解体の見積もりが200万円前後と出たとします。その200万円を払う前に建物付きの査定額を並べると、「先に出ていくお金」「手元に残る額」「手放すまでの期間」の3つで、2つの方法を同じ条件で比べられますね。
築古や傾きのある50坪の家を、解体費をかけずに手放すなら買取くんへ!
築古や傾きのある50坪の家は、建物付きのまま買取に出せば、解体費を先に払わずに手放せます。壊してから売るか、そのまま買取に出すかは、先に出ていくお金・手元に残る額・手放すまでの期間の3つで比べます。解体費が数百万円になる50坪の家では、選び方で用意するお金が大きく変わるからです。
解体してから売ると数百万円を先に払い、土地の固定資産税の軽減も外れます。仲介で建物付きのまま買い手を探せば解体費は要りませんが、買い手が見つかるまでは手放せません。
当社は、東京都北区で築50年を超え、少し傾きがあって修繕もしていなかった戸建てを、4,400万円で買い取りました。買取くんは購入意欲の高い不動産投資家を常時300名以上抱えています。投資家からの紹介手数料で運営しているので、必要以上に安く買い取る必要がないんです。
解体が必要な家は、解体費を見込んで買取価格を決めるので、売主が先に払う必要はありません。傾きや老朽化、アスベストの疑いがある家も、壊さずに査定・買取の対象です。そのぶん、時間をかけて仲介で売るより手取りが少なくなることもあります。なお、当社は解体工事は請け負っていません。
築年数が古く、傾きや修繕していない箇所がある50坪前後の家で、解体の見積もりを取ったものの、先に200万円前後を払うかで迷っている人に向いています。建て替えて住む、更地にして使うと決まっているなら、解体業者の見積もりを比べるほうが先です。
50坪の家の解体費用についてよくある質問
50坪の家を更地にする費用に整地は含まれる?
見積書に「整地」の行があれば含まれ、無ければ追加になるかを契約の前に業者へ確かめます。この記事の公的な単価による計算も、足場などの仮設工事と諸経費は含みますが、整地は含めていません。土のままか砂利を敷くかなど、仕上がりの状態も見積もりの段階で聞いておきましょう。
アスベストがあると50坪の家の解体費用はどうなる?
石綿(アスベスト)を含む建材が見つかると、除去の費用が解体工事費とは別に加わります。神戸市が案内する解体費用シミュレーターも除去費用を含めておらず、小松市の公費解体でもアスベストの調査費は別に上乗せする扱いでした。石綿の事前調査とは、工事の前に建材に石綿が含まれるかを調べることです。見積もりの段階で、その調査の費用と除去の費用がどの行に入るかを業者に確かめておきましょう。
50坪の家の解体に補助金は使える?
使えるかどうかは、家のある市区町村に解体の補助制度があるかと、その対象に家が当てはまるかで決まります。対象の家・上限額・申請の順番は制度ごとに違うので、業者と契約する前に市区町村の窓口かサイトで確かめてください。制度の探し方と申請の流れは、空き家の解体補助金の調べ方で一つずつ確認できます。
買取くんでは、50坪の家を解体しないまま査定してもらえますか?
はい、査定できます。買取くんは、築年数が古い家や傾き・老朽化のある家も、解体する前の建物付きのまま査定・買取の対象にしていて、査定は無料です。アスベストが使われているか分からない家もご相談いただけます。フォームかお電話で、延床面積と構造、建物の傷み具合をお伝えください。
まとめ
延床50坪の木造2階建てなら、解体工事費は公費解体の単価で計算すると約184万〜212万円です。往復20kmの運搬費を足すと約244万〜271万円で、さらに処分費が加わります。塀や庭木の撤去と整地は見積書の別の行で確かめ、払う前に建物付きで手放す場合の価格とも比べてください。ほかの坪数や構造と比べた位置づけは、家の解体費用の全体像で見比べられます。
買取くんは宅地建物取引業の免許(東京都知事(1)第107888号)を持つ当社が運営し、築古や傾きのある家も解体する前の状態で査定しています。解体費を先に払わずに手放したい、50坪前後の家の持ち主に合うサービスです。
\ 築古の家をそのまま査定してもらう /
築50年を超え、少し傾いた家を買い取った実績のある当社が、今の状態のまま価格を出します。
受付時間 10:00〜19:00(水・日曜定休)

