「杉並区の空き家、どの会社なら買い取ってくれるの?」 「借地の実家に家財も残ってる…安く買い叩かれない?」
空き家を売りたい方は、こんなお悩みをお持ちではないでしょうか。
杉並区の空き家は、借地・間口2m未満・家財が残るといった事情があれば、それを買取の対象に挙げる会社へ頼みましょう。事情がなければ、仲介と買取を両方扱う会社で両方の査定を取ります。候補は区内に事務所がある9社と、隣の吉祥寺の1社です。
受付時間 10:00〜19:00(水・日曜定休)
杉並区で空き家を買い取る会社10社と買取くん|事務所のある町と買取の対象
杉並区内に事務所を置き、空き家の買取を公式サイトで案内する9社は、高円寺北・阿佐谷・荻窪・天沼・成田東・西荻南にあります。家の事情がある方は表の「買取の対象」で、事情のない方は「買取の形」で仲介と買取の両方を扱う会社を探しましょう。区の調査で空き家が多い和泉(86件)・堀ノ内(74件)・久我山(68件)には事務所がありません(杉並区 空き家実態調査報告書)。近さは訪問日を比べる目安にとどめましょう。
この記事は、全国の空き家を買い取る当社(買取くん)が書いています。表の11社は、買取くんも含めて公式サイトに書かれた事実だけで比べています。表の言葉は、次の意味で使っています。
- 再建築不可:いまの建物を取り壊すと、同じ土地に新しく家を建てられない土地
- 借地権・底地:地主から借りた土地に家を建てて使う権利が借地権、その土地の地主側の権利が底地
- 共有持分(きょうゆうもちぶん):相続した家を兄弟で名義を分けたとき、それぞれが持つ割合
- 残置物:空き家に残ったままの家具・家電・衣類などの家財
- 旗竿地:細い通路の奥に敷地が広がる、旗のような形の土地
- 契約不適合責任(けいやくふてきごうせきにん):売った家に、契約書に書いていない傷みや不具合が後から見つかったとき、売主が負う責任
| 業者名 | 買取の形 | 特徴 | 杉並区内の事務所 | 公式サイトに載っている買取の対象 | 公式サイト |
|---|---|---|---|---|---|
| 買取くん | 自社での買取と投資家への紹介の両方。仲介手数料0円 | 常時300名以上の投資家ネットワーク・ポータル非掲載 | 品川区上大崎の本社から対応(全国対応) | 再建築不可・共有持分・底地・借地・相続した空き家・残置物そのまま | 公式HP |
| 東京ハウジング(杉並区の不動産売却相談センター) | 自社で買取 | 下高井戸・成田西の再建築不可の買取事例を公開 | 成田東(南阿佐ヶ谷駅 徒歩6分) | 再建築不可・相続した家・家財が残る家 | 公式HP |
| J・リンクス | 自社で買取と仲介の両方 | 売買代金の現金即日払いも可・契約不適合責任なし | 阿佐谷北 | 再建築不可・既存不適格・狭小・借地権・古い家 | 公式HP |
| 大山地所 | 買取査定を案内(買主が同社かは電話で確かめる) | 他社で扱いが難しい案件に取り組むと案内 | 荻窪(杉並支店) | 再建築不可・借地権・底地・旗竿地・共有持分 | 公式HP |
| フジミ不動産販売 | 直接買取と、3か月を目途の買取保証 | 直接買取は契約不適合責任を問わず仲介手数料不要 | 高円寺北 | 相続物件・家族信託の物件(室内の不要品はそのまま) | 公式HP |
| 大和・アクタス | 仲介が中心。条件により自社で買取 | 1991年創業。査定見積は最短即日 | 高円寺北 | 借地権・底地(地主との間に入って交渉) | 公式HP |
| 細田工務店 | 自社で直接買取 | 昭和22年創業。区の空家等利活用相談窓口を協働運営 | 阿佐谷南 | 一戸建て | 公式HP |
| 結和不動産 | お急ぎ買取と、仲介で売れない場合の買取保証 | 平成18年設立。賃貸・売買・管理を扱う | 天沼 | 急いで売りたい家(物件種別の記載なし) | 公式HP |
| MEDIATE | 仲介と買取の両方 | 売買・賃貸・管理まで扱う(定休 火・水) | 阿佐谷北 | 物件種別の記載なし | 公式HP |
| JFM研究所 | 自社で買取(ほかの売り方も提案) | 賃貸での運用など手放さない方法も提案 | 西荻南 | 相続した家・狭小住宅・変形地 | 公式HP |
| 東京アーバン不動産 | 自社で買取 | 令和3年設立。サイトの告知は不動産業者向けが中心 | 隣の武蔵野市吉祥寺北町の本社から対応 | 狭小地・旗竿地・再建築不可・借地・底地・古家 | 公式HP |
※ 表は横にスクロールできます。
区外の会社も入れて都内で広く探すなら、東京都の空き家買取業者31選で31社の所在地と対応物件を比べられます。
1. 買取くん(株式会社リアテクス)

杉並区で空き家の売却先をお探しなら、当社(買取くん)もぜひご検討ください。
買取くんは、空き家と訳あり物件を買い取るサービスです。再建築不可・借地・共有持分のように、仲介では買い手が付きにくい家を得意にしています。物件ごとに、当社が買主になるか、常時300名以上の投資家へ紹介するかで引き受けます。どちらの場合も、売主様から仲介手数料はいただきません。
おすすめポイント
- 事情のある家を得意な物件に:地主との話が進まない借地の家や、通路の幅が2mに届かず建て替えられない旗竿地の家 → 断る理由ではなく、査定の対象として見ます
- 片付けなしで引き渡し:家具や家電が残っていて、片付けに通えない → 撤去もクリーニングもせずに引き渡せます
- 離れて住んでいても始めやすい:区外に住んでいて現地に行けない → 無料査定は最短6時間(水・日曜は翌営業日)で、電話とフォームから始められます
提携する弁護士・司法書士・土地家屋調査士が、必要に応じて手続きを手伝います。
- 該当エリアの拠点:杉並区の案件は、都内の本社(東京都品川区上大崎2-15-19 MG目黒駅前ビル2階)の担当者が受け持ちます(全国対応・オンライン査定)
- 公式サイト:公式HP
2. 東京ハウジング株式会社(杉並区の不動産売却相談センター)

成田東で「杉並区の不動産売却相談センター」を運営する会社です。公式サイトでは、杉並区を中心に、同社が買主となる買取にも力を入れていると書いています。買取事例には区内の下高井戸と成田西の再建築不可の家があり、成田西は相続したものの遠方に住み、管理できない家の例です。
- 特徴:家具や家電が残ったままでも売却でき、撤去費用を見積もったうえで査定額を出す(撤去費は査定額に反映される)
- 該当エリアの拠点:〒166-0015 東京都杉並区成田東5-19-8 KOBAYASHI MANSION 103・南阿佐ヶ谷駅 徒歩6分(公式のアクセスページ)
- 公式サイト:公式HP
3. 株式会社J・リンクス

阿佐谷北に本社を置く、平成21年設立の会社です。再建築不可・既存不適格・狭小・借地権など、訳ありと呼ばれる不動産も扱うと公式サイトで説明しています。既存不適格とは、建てた後に決まりが変わり、今の基準に合わなくなった建物のことです。仲介で売る場合と同社が買い取る場合の両方から提案するので、1社で両方の金額を聞けます。
- 特徴:住所だけでも概算の査定を頼める。床が抜けたり雨漏りしたりする古い家も買い取り、売買代金を現金で即日支払うことも可能。宅建免許は東京都知事(4)第91199号
- 該当エリアの拠点:〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-21-2 リンクスビル2階(公式の会社案内)
- 公式サイト:公式HP
4. 株式会社大山地所

荻窪5丁目に杉並支店を置く会社で、本店は新宿区西新宿にあります。公式サイトは「再建築不可・借地権・底地・旗竿地の買取査定」を掲げ、共有持分だけの売買や、底地の買取のページもあります。同社自身が買主になるかは公式サイトに書かれていないので、査定を頼むときに聞いておきましょう。
- 特徴:沿革によると、平成26年に杉並区西荻北で設立。宅建免許は東京都知事(3)第96573号
- 該当エリアの拠点:杉並支店(〒167-0051 東京都杉並区荻窪5-13-3 和光ビル1号館403。本店は新宿区)(公式の会社概要)
- 公式サイト:公式HP
5. フジミ不動産販売株式会社

高円寺北のオーク・タワー高円寺5階にある、令和4年設立の会社です。相続物件や家族信託の物件の売却・買取を扱っています。仲介で売り出して3か月を目途に売れなければ同社が買い取る「買取保証」と、最初から同社に売る直接買取を選べます。
- 特徴:直接買取は室内の不要品を処分しなくてよく、契約不適合責任を問わず、仲介手数料もかからない。宅建免許は東京都知事(1)第108626号
- 該当エリアの拠点:〒166-0002 東京都杉並区高円寺北3丁目23-12 オーク・タワー高円寺5階(公式の会社情報)
- 公式サイト:公式HP
6. 株式会社大和・アクタス

1991年に創業した、高円寺の会社です。借地権や底地の売買を扱い、他社で断られた物件も、借地権者と地主の間に入って交渉すると案内しています。仲介が中心で、早く売る必要があるときは、条件によって同社が買い取り、最短1か月ほどで現金化する方法もあると公式サイトに書いています。
- 特徴:問い合わせから最短即日で査定見積を案内。宅建免許は東京都知事(8)第61367号
- 該当エリアの拠点:本店(〒166-0002 東京都杉並区高円寺北2-3-16 アクタス高円寺ビル)(公式の会社概要)
- 公式サイト:公式HP
7. 株式会社細田工務店

阿佐谷南に本社を置く、昭和22年創業の工務店です。不動産部門では、一戸建てを同社が買主となって直接買い取り、契約から引き渡しまでの日程を確実に組めると案内しています。2024年4月からは、杉並区と協働で「杉並区空家等利活用相談窓口」を開いています。
- 特徴:相続の相談は専門家と連携して受ける。宅建免許は国土交通大臣免許(16)第483号
- 該当エリアの拠点:本社(〒166-0004 東京都杉並区阿佐谷南3丁目35番21号)(公式の企業概要)
- 公式サイト:公式HP
8. 結和不動産株式会社

天沼2丁目の結和ビルに本社を置く、平成18年設立の会社です。賃貸・売買・管理を扱い、急いで売りたい人向けに「お急ぎ買取サービス」を用意しています。仲介を頼んで一定期間売れなかったときは、同社の規定額で買い取る買取保証もあります。どんな種類の家を買い取るかは公式サイトに書かれていないので、電話で確かめましょう。
- 特徴:買い換えのときの買取にも対応。宅建免許は東京都知事免許(4)第86102号
- 該当エリアの拠点:本社(〒167-0032 東京都杉並区天沼2丁目8番6号 結和ビル1階)(公式の会社紹介)
- 公式サイト:公式HP
9. MEDIATE株式会社

阿佐谷北1丁目の山本ビルにある会社で、不動産の売買仲介と買取を中心にしていると紹介しています。1社に仲介と買取の両方の査定を頼めるので、事情のない家で2つの金額を並べたいときに向いています。どの種類の家を買い取るかは、公式サイトに書かれていません。
- 特徴:事業は不動産の売買・買取・賃貸・管理とその仲介。定休日は火曜日・水曜日
- 該当エリアの拠点:〒166-0001 東京都杉並区阿佐谷北1-27-6 山本ビル302(公式の会社案内)
- 公式サイト:公式HP
10. 合同会社JFM研究所

西荻南の美光ビルにある、杉並区の不動産買取会社です。公式サイトで「あなたの土地、建物等買取いたします!」と案内し、狭小住宅や変形地の取引を挙げています。相続した土地や家の相談も受け、急ぐなら買取、急がないなら賃貸住宅として運用するなど、手放さずに活かす方法も提案すると書いています。
11. 株式会社東京アーバン不動産

杉並区の隣、武蔵野市吉祥寺北町にある令和3年設立の会社です。公式サイトで杉並区の借地・狭小地・再建築不可・底地の相談を受けると明記し、旗竿地やリフォームしていない古家も買取の対象に挙げています。サイトの告知は不動産業者向けの内容が多いので、個人で相談するときはそう伝えるとスムーズです。
- 特徴:宅建免許は東京都知事(1)第107365号
- 該当エリアの拠点:隣の武蔵野市吉祥寺北町の本社(〒180-0001 東京都武蔵野市吉祥寺北町1-2-11 ISHIIビル202)から対応します(公式の会社概要)
- 公式サイト:公式HP
借地・間口が2m未満・家財が残る家と、事情のない家は、どの会社に頼むか

家の事情ごとに頼む先が変わる。間口2m未満でも区の許可で令和元年度17件・2年度25件・3年度16件が建て替えた(出典: 杉並区の空き家実態調査報告書/杉並区空家等対策計画/令和8年地価公示を基に当社作成)
借地の家は借地権を扱う会社へ、家財が残る古い家は今の状態のまま買い取る会社へ頼みます。道路に接する幅(間口)が2m未満の家は、先に区で建て替えの許可が出るかを聞いてから選びましょう。事情のない家は、仲介も扱う会社で仲介と買取の両方の査定を取ります。前の道が4m未満でも、道の中心から2m下がれば建て替えられる家はこちらです。
借地の上の家は、借地権・底地を挙げる会社へ
区が空き家の所有者に行ったアンケート(令和6年度)には、「借地権売却に向けて、地主と交渉中だが、適正な価格での売却となるのか不安である。」という自由意見があります。同じアンケートでは、使っていない建物195件のうち19件(9.7%)が借地に建っていました。
借地の家を売るには、原則として地主の承諾が要るんです。比較表で借地や底地を挙げているのは、次の5社です。
- 買取くん:底地・借地を得意な物件にしている
- J・リンクス:借地権の不動産を扱う
- 大山地所:借地権・底地の買取査定を案内している
- 大和・アクタス:借地権者と地主の間に入って交渉する
- 東京アーバン不動産:杉並区の借地・底地の相談を受ける
2社以上に、土地の賃貸借契約書と地代の領収書を見せて、同じ資料で値段の根拠を聞きましょう。地主の承諾の取り方と承諾料の目安は、借地権とはにまとめています。
道路に接する間口が2m未満の家は、区で建て替えの許可の見込みを聞いてから
建物を建てる土地は、原則として道路に2m以上接していなければなりません。これを接道義務(せつどうぎむ)といい、満たさない土地は今の家を壊すと建て直せない「再建築不可」になりやすいんです。旗竿地も、通路の幅が2mに届かなければ同じです。
区が令和6年度に調べた空き家1,321件のうち、道路に接する幅が2m未満の家は61件(4.6%)でした。ただ、2m未満でも、区の許可を得て建て替えた家があります。この許可は、区の建築審査会の同意を得て出るものです(建築基準法43条2項2号)。許可による建て替えは、令和元年度に17件、2年度に25件、3年度に16件でした(杉並区空家等対策計画)。同じ計画では、5年後も空き家のままだった割合は間口2m未満で43.6%、2m以上で47.1%でした。
頼む順番は次のとおりです。
- 区の建築課審査係(03-5307-0842)で、許可の見込みを聞く(建築基準法許可基準等)
- 見込みがなければ、再建築不可を挙げる会社に査定を頼む(区内の買取事例を公開している東京ハウジングのほか、J・リンクス、大山地所、東京アーバン不動産、買取くん)
- 見込みがあれば、仲介も扱う会社とも金額を比べる
細い通路の奥の実家で「建て替えできない」と言われたなら、通路の幅が分かる写真と公図を持って建築課に聞きましょう。並行して2社に同じ資料で査定を頼めば、金額も比べられます。売り方の流れは、再建築不可物件とはで手順を追えます。
家財が残る古い家は、今の状態のまま買い取る会社へ
同じ区のアンケートで、困りごとに「仏壇や家財等が置いたままであり、整理・処分に困っている」を挙げた回答は195件中36件でした。庭木の手入れなど、維持管理に困る回答も46件あります。使っていない建物の60.5%(195件中118件)は昭和56年5月以前の建築で、区の調査では空き家の94.6%が木造でした。
片付けや修繕をせずに、今の状態のまま買い取ることを現況買取(げんきょうかいとり)といいます。比較表で家財が残る家や古い家を挙げるのは、次の5社です。
- 買取くん:撤去・リフォーム・クリーニングなしで引き渡せる
- 東京ハウジング:撤去費用を見積もって査定額を出す(撤去費は査定額に反映される)
- フジミ不動産販売:直接買取なら不要品を処分しなくてよい
- J・リンクス:床が抜けたり雨漏りしたりする古い家も買い取る
- 東京アーバン不動産:リフォームしていない古家も買取の対象に挙げる
⇒片付けに通い始める前に、査定額と撤去費の扱いを先に聞きましょう。
家財の処分にかかる費用の目安は、残置物とはで確かめられます。
建て替えられて権利に事情のない家は、仲介も扱う会社で両方の査定を取る
間口が2m以上あり、土地も自分の名義で、片付けも済んだ家なら、仲介でも売り出せます。前の道が4m未満でも、建築基準法42条2項の道路(下がれば建て替えられる道)なら建て替えられます。道の中心から2m下がった線までが道路になり、下がる分だけ敷地は狭くなります。それでも事情のない家と同じく、両方の査定を取りましょう。前の道の種類が分からなければ、区の建築課で確かめてから頼み先を決めます。杉並区の住宅地の値段は、平均で1㎡あたり70万3,200円です(令和8年地価公示 区市町村別用途別平均価格表)。
事情のない家こそ、仲介と買取の金額を並べてから決めましょう。仲介は広告や内覧を経て、買い手の住宅ローン審査を待つ時間がかかります。買取は早く売れる代わりに、価格は仲介より低くなりやすいんです。買取の会社である当社からも、ここははっきりお伝えします。低くなる理由は空き家の買取相場が仲介より安い理由に書いています。
たとえば幅4mの道に面した自分名義の家で、家財も片付いているとします。それなら、仲介も扱う会社2社に、仲介で売り出す価格と買取の価格を同じ日に聞いてみてください。手元に残る額と、売れるまでの期間を並べると決めやすくなります。
比較表では、J・リンクス、大和・アクタス、MEDIATEが仲介と買取の両方を扱っています。フジミ不動産販売と結和不動産は、仲介で売れなければ買い取る買取保証を用意しています。買取保証を使うなら、期間と買取額の決め方を最初に聞きましょう。売却の流れ全体は、不動産売却ガイドで順を追って読めます。
査定日・買取の例・家の事情・費用・責任の5つを電話で聞く

区外に住む人は1と4、借地や間口に事情がある家は3と5から聞く(出典: 杉並区の空き家実態調査報告書・各社公式サイトを基に当社作成)
査定を頼む前に、査定日・買取の例・家の事情・費用・引き渡し後の責任の5つを電話で聞きましょう。同じ質問を2社以上にすれば、答えの違いで会社を比べられます。1社で5つすべてに答えが出るとは限らないので、区外に住んでいるなら1と4、借地や間口に事情がある家なら3と5から聞きます。事情のない家なら、仲介と買取の両方の価格を出せるかを最初に聞きましょう。
区が空き家の所有者に行ったアンケート(令和6年度)でも、空き家を活用するときの課題に「事業者の選定」を挙げた回答が135件中33件ありました。自由意見には「信頼できる「解体業者」や「庭木剪定」の業者を紹介してほしい。」という声も寄せられています。
1. 査定額が出る日と、現地を見に来る日
査定額がいつ出るかと、現地を見に来られる日を聞きます。査定の早さを公式サイトで示す会社は、比較表では買取くん(最短6時間・水・日曜は翌営業日)と大和・アクタス(査定見積は最短即日)の2社でした。和泉や久我山のように9社の事務所がない町の家は、訪問できる日も一緒に聞いて比べましょう。
2. 空き家を買い取った例
杉並区や近い条件の家を買い取った例があるかを聞きます。町名や家の条件まで話せる会社なら、似た家を扱ってきたかが分かりますよね。比較表の中では、東京ハウジングが区内の再建築不可の買取事例を公式サイトに載せています。
3. 自分の家の事情を買い取るか
借地・間口が2m未満・家財が残る・兄弟で名義を分けた、といった事情を最初に伝えて、買い取れるかを聞きます。その場で「この条件なら買える」と言える会社かどうかも、比べどころです。借地の家なら土地の賃貸借契約書を、間口が狭い家なら通路の写真を手元に置いて電話しましょう。
兄弟で名義を分けた家は、全員が売ると決めているなら相続登記で名義をそろえ、事情のない家と同じく仲介と買取の両方の査定を取ります。自分の取り分だけを手放すなら、共有持分を挙げる大山地所や買取くんに聞きましょう。全員で家ごと売るより、値段は下がりやすくなります。
4. かかる費用
仲介手数料・家財の撤去費・査定料がかかるかを聞きます。撤去費を査定額から差し引く会社もあるので、手元に残る額で比べましょう。比較表では、買取くんとフジミ不動産販売の直接買取は、仲介手数料がかかりません。
5. 引き渡した後の責任を免除できるか
売った家に、契約書に書いていない傷みや不具合が後から見つかると、売主が責任を負うことがあります。これを契約不適合責任といいます。比較表では、J・リンクスとフジミ不動産販売(直接買取)がこの責任を問わないと書いています。免除できるか、できるならどこまでを契約書に書くかを聞きましょう。
| 見るところ | 電話で聞くこと | 答えの比べ方 |
|---|---|---|
| 査定と訪問の日 | 査定額はいつ出ますか。和泉や久我山の家にも何日で来られますか | 日付で答えた会社を残す |
| 買取の例 | 杉並区や近い条件の空き家を買い取った例はありますか | 町名と家の条件まで話せるか |
| 家の事情 | 借地の上の家や、道に2m接していない家も買い取りますか | 買える条件をその場で言えるか |
| 費用 | 仲介手数料・家財の撤去費・査定料はかかりますか | 撤去費を引いたあとの手元の額で比べる |
| 引き渡し後の責任 | 売ったあとに不具合が見つかったら、誰が直しますか | 免除できるかと、その範囲を契約書に書くか |
| 事情のない家の値段 | 仲介で売り出す価格と、買い取る価格の両方を出せますか(買取保証なら、買い取る価格と売り出す期間は) | 仲介手数料などを引いた手元に残る額と、売れるまでの期間で比べる |
公式サイトに書かれていない違いは、電話の答えで初めて見えてきます。買取業者を選ぶときの全体の考え方は、空き家買取業者の選び方にまとめています。
相続した実家を家財ごと手放す依頼先に、買取くんという選択肢

区外に住んで通えない家や、借地・間口の事情で止まった家に向く(当社の事業情報と杉並区の所有者アンケートに基づく)
杉並区の外に住んで片付けに通えない方や、借地・間口の事情で話が止まった方には、家財を残したまま買い取る当社が合います。借地や再建築不可の家を得意な物件にしていて、撤去やクリーニングをしないまま引き渡していただけるからです。
品川区上大崎の本社から、杉並区の空き家に対応
本社は、目黒駅から歩いて2分の東京都品川区上大崎2-15-19 MG目黒駅前ビル2階にあります。杉並区の物件も、この本社の担当者が受け持ちます。査定はオンラインでも申し込めます。何日後に現地を見るかは、査定を申し込むときに電話で確かめられます。不動産を売り買いする仕事の免許(宅地建物取引業)の番号は、東京都知事(1)第107888号です。
借地・再建築不可・共有持分の家が得意な物件
買取くんが得意とする物件は、再建築不可・共有持分・底地・借地・相続した空き家・立退き・空室やボロの家です。借地の家は地主との調整が要り、道路に2m接していない家は建て替えの可否を調べる手間がかかります。こうした家ほど他社に見送られやすいと当社は考えていて、最初から査定の対象として扱います。買い取れない場合も、その理由をお伝えします。
300名以上の投資家に紹介する仕組みだから、仲介手数料0円で最短3日
買取くんには、購入意欲の高い不動産投資家が常時300名以上います。物件ごとに、当社が買主になるか、投資家へ紹介するかで引き受け、紹介した投資家からいただく手数料で運営しています。そのため、売主様から仲介手数料はいただきません。
買い手を一から探す期間がないので、売却は最短3日でまとまります。査定は最短6時間で、水曜・日曜は翌営業日の対応です。
家財を残したまま引き渡せて、物件情報をポータルサイトに載せない
残置物の撤去やリフォーム、クリーニングをせずに、現況のまま引き渡していただけます。撤去にかかる分を買取額にどう反映するかは、査定を申し込むときに電話で確かめられます。物件情報をポータルサイトなどに掲載しないので、ご近所や知人に知られずに手放したい方にも対応できます。契約不適合責任を免除する契約も可能です(免除の範囲は物件の状況・契約条件により、契約時に個別に定めます)。
当社が買い取った事例(公式サイト掲載)には、東京都北区の築50年を超え、傾きもある家を4,400万円で買い取った例があります。杉並区の物件ではありません。
区の外に住んで通えない家や、借地・間口の事情で止まった家を持つ人に向く
区の所有者アンケート(令和6年度)で、使わなくなった理由で一番多い回答は「相続により取得したが、別の住居で生活しているため」(77件)でした。次のどれかに当てはまる方は、一度ご相談ください。
- 杉並区の外に住んでいて、実家の片付けに月1回も通えない
- 借地の上の実家で、地主との話が進んでいない
- 不動産会社に「道路に2m接していないので建て替えできない」と言われ、区でも許可の見込みがなかった
- 兄弟で名義を分けていて、自分の取り分だけでも手放したい(全員で家ごと売るより、値段は下がりやすくなります)
建て替えられて権利にも事情がなく、時間をかけて高く売りたい場合は、仲介も扱う区内の会社のほうが向いています。前の道が4m未満でも、下がれば建て替えられる家はこちらに入ります。
受付時間 10:00〜19:00(水・日曜定休)
杉並区の空き家買取でよくある質問
杉並区の空き家の売却は、区役所のどこに相談できますか?
区の窓口は、都市整備部住宅課空家対策係です(03-3312-2111 代表・平日8時30分〜17時)(杉並区)。売却や解体の相談は、区と協定を結んだ細田工務店が受ける杉並区空家等利活用相談窓口(03-5397-7717・無料)でもできます。令和7年度の相談95件では、売却が30件で一番多い内容でした(杉並区)。
毎月第3木曜には、弁護士・司法書士・税理士などから3名が同時に答える無料相談もあります(予約制)(杉並区)。
空き家を解体してから売るとき、杉並区の助成は使えますか?
区の老朽危険空家除却費用の助成は、特定空家等か、区がそれに準じると判定した建物だけが対象です(杉並区)。助成額は工事費の80%と150万円の低いほうで、工事前の申請が必要です。特定空家とは、倒壊などのおそれがあると区が空家法にもとづき判断した空き家です。売るために普通の空き家を壊すなら対象外なので、解体は査定を取ってから決めましょう。
管理が不十分な空き家は、「管理不全空家」と判定されます。管理不全空家とは、このまま放っておくと特定空家になるおそれがある空き家のことです。勧告を受けると、住宅用地特例(家が建つ土地の固定資産税を軽くする特例)が外れます。区はこれまでに20件を判定しています(杉並区)。税額の上がり方は、空き家の固定資産税6倍で計算例とあわせて読めます。
相続した杉並区の実家を売ったら、3,000万円控除の確認書はどこで受け取れますか?
「被相続人居住用家屋等確認書」は、区の住宅課空家対策係が窓口か郵送で受け付けます。交付も窓口か郵送で、手数料は無料です(杉並区)。対象は昭和56年5月31日以前に建てた家で、区のアンケートでは使っていない建物の6割がこれに当たります。
相続空き家の3,000万円特別控除は、相続した家を売った利益(譲渡所得)から最大3,000万円を差し引ける特例です。令和9年12月31日までに売った家が対象です。要件は3,000万円特別控除に載せていますが、個別の事情は税理士にご相談ください。
杉並区に空き家バンクはありますか?
都がまとめた区市町村の空き家バンク一覧に、杉並区は載っていません(東京都)。区の「空き家のマッチング」は、地域のために使う事業者などへ貸し出す所有者を募る仕組みで、売るための窓口ではありません(杉並区)。売りたいときは、区の窓口か、買取・仲介の会社に相談しましょう。
買取くんでは、杉並区の借地の上に建つ空き家の査定もお願いできますか?
できます。底地・借地は、当社が得意としている物件です。物件に応じて、自ら買主になるか、投資家へ紹介するかを決めて引き受けます。契約不適合責任を免除する契約も可能で、範囲は物件の状況と契約条件に応じて契約時に決めます。まずは家の住所と、土地の賃貸借契約書の内容をフォームか電話でお知らせください。
まとめ
杉並区の空き家は、借地・間口・家財の事情があればそれを買取の対象に挙げる会社へ頼み、事情がなければ(前の道が4m未満でも下がれば建て替えられる家を含む)仲介の査定とも比べて決めます。区の窓口は相談や手続きの案内までで、買い取りはしません。住所と家の事情を書き出し、事情があれば「買取の対象」が合う2社、なければ仲介も扱う2社に電話しましょう。都内全体なら東京都の空き家買取業者31選からも探せます。手放せば、毎年の固定資産税の通知や庭木の件で近所から届く連絡を気にせず過ごせます。
買取くんは宅建免許(東京都知事(1)第107888号)を持つ当社が運営し、提携の弁護士・司法書士も手続きを手伝います。名義や権利の整理が残る実家を手放したい方に向いています。
受付時間 10:00〜19:00(水・日曜定休)

